女子コーチ・クリニック&世界合宿がスタート【2008年10月16日】



 世界女子選手権が終了し、参加した指導者を中心とした女子コーチ・クリニックと、選手による世界合宿が10月15日、東京・ナショナルトレーニングセンター(NTC)でスタート。ロシア、カザフスタン、モンゴル、キルギスなど15ヶ国から約80人のコーチ・選手が参加した。日本からも世界選手権に出場した7選手のほか、若手参加し世界の選手と技術交流をはかった。

 コーチ・クリニックの開講式では、世界選手権で全階級メダルを獲得した日本の栄和人監督(中京女大職)がベスト・コーチに選出され、表彰を受けた。初日の講義では、国際レスリング連盟(FILA)のハロルド・チュネマン氏(ドイツ)、スタファン・カザリアン氏(アルメニア)らがオリンピックの試合の分析などを発表。

 その後、日本協会の富山英明強化委員長(日大)による実技指導が世界合宿参加選手に対して行われた。英語へ通訳は、かつて国士大でコーチを務め、和田貴広、嘉戸洋らを育てたビル・メイ氏(本HP英語ページ執筆)が務めた。

 2日目以降のコーチ・クリニックは、北京五輪の試合のビデオ研究、アンチ・ドーピング問題などの講義が、日本協会の佐藤満男子ヘッドコーチ(専大教)、増島篤スポーツ医科学委員長らによって行われる。世界合宿は、激戦の後ということもあり、技術指導を中心に行われる予定。

 コーチ・クリニック、世界合宿とも18日まで行われる。

2006年に続いて全階級でメダルを取らせた栄和人監督がベスト・コーチへ。 一昨日まで激戦を展開した選手たち。この日からはノーサイドで練習。 6面マットを使って約80人のコーチと選手が技術研究。

富山強化委員長の技術指導。ビル・メイ氏が英訳して説明。 元全日本男子チーム・コーチのセルゲイ・ベログラゾフ氏とロシア・チーム。 ダミー人形を使ってブリッジの練習。投げているのはナタリア・ゴルツ(ロシア)。

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