山本雄資、ボリス・ムジコフが勝ち、山梨学院大が初優勝…全日本大学グレコローマン選手権最終日【2008年10月24日】
全日本大学グレコローマン選手権最終日は10月24日、東京・駒沢体育館で3階級が行われ、山梨学院大が96kg級と120kg級で優勝。前日の60kg級を含めて3階級で優勝し、大学対抗得点で48点をマーク。日体大を2・5点差で押さえ、この大会初優勝を飾った。今年は東日本学生リーグ戦に続く優勝。
山梨学院大は96kg級で山本雄資、120kg級でボリス・ムジコフの各学生王者が順当に実力を発揮して優勝した。ムジコフは全日本学生選手権のフリースタイルも優勝しており、今季3個目の学生タイトルを手にした。
前日、1位だった日体大は、84kg級で松本篤史が、96kg級で松永隆司がともに3位に入賞したものの、120kg級で3位入賞を逃し、45・5点どまり。山梨学院大に逆転された。84kg級は全日本学生選手権に続いて尾曲伸乃祐(青山学院大)が制した。
大学対抗得点の3位は、2位1選手、3位2選手で27・5点をマークした徳山大で、西日本の大学が3位に入賞したのは初めて。4位は拓大、5位は専大だった(右写真=左から山梨学院大、日体大、徳山大)。
最優秀選手賞は60kg級で2連覇を達成した倉本一真(山梨学院大)、敢闘賞は74kg級で優勝した倉谷修平(日体大)がそれぞれ受賞した。
各階級の成績は下記の通り。
一 覧 表 | 大学対抗 得 点 |
トーナメント表 | ||||||
55kg級 | 60kg級 | 66kg級 | 74kg級 | 84kg級 | 96kg級 | 120kg級 |
84kg級・尾曲伸乃祐 | 96kg級・山本雄資 | 120kg級・ボリス・ムジコフ | MVP・倉本一真 | 敢闘賞・倉谷修平 |
【84kg級】
▼準決勝
尾曲伸乃祐(青山学院大)○[2−0(1L-1L-1)]●山口剛(早大)
奥村一生(拓大)○[2−1(4-2,2-4,4-1)]●松本篤史(日体大)
▼3位決定戦
杉平大輔(国士大)○[2−1(0-3,3-0,1L-1)]●山口剛(早大)
松本篤史(日体大)○[2−0(7-0,3-0)]●船山直樹(群馬大)
▼決勝
尾曲伸乃祐(青山学院大)○[途中棄権、2P1:31]●奥村一生(拓大)
《7位以下》[7]矢野将章(専大)、[8]境寛矢(徳山大)
【96kg級】
▼準決勝
山本雄資(山梨学院大)○[2−0(1L-1,2-2)]●小笠原寛(青山学院大)
山田亨(群馬大)○[2−1(1-1L,1L-1,1L-1)]●中谷月明(専大)
▼3位決定戦
松永隆司(日体大)○[2−0(1L-1,8-0)]●小笠原寛(青山学院大)
中谷月明(専大)○[2−0(3-0,3-0)]●本田博士(中大)
▼決勝
山本雄資(山梨学院大)○[2−0(4-0,6-0)]●山田亨(群馬大)
《7位以下》[7]北園昭一(徳山大)、[8]藤井慎吾(明大)
【120kg級】
▼準決勝
ボリス・ムジコフ(山梨学院大)○[2−0(1L-1,2-1)]●平川臣一(専大)
高山裕章(日本文理大)○[2−0(2-0,3-0)]●西木亨(徳山大)
▼3位決定戦
平川臣一(専大)○[フォール、1P1:46(5-4)]●黒川渉(日体大)
西木亨(徳山大)○[2−0(3-0,5-0)]●石橋修一(中大)
▼決勝
ボリス・ムジコフ(山梨学院大)○[フォール、1P1:20(F4-0)]●高山裕章(日本文理大)
《7位以下》[7]横田誠(東農大)、[8]重留慎吾(日大)
【大学対抗得点】
[1]山梨学院大48点、[2]日体大45.5点、[3]徳山大27.5点、[4]拓大27点、[5]専大24点、[6]中大19.5点、[7]青山学院大19点、[8]日本文理大16点
【個人賞】
▼最優秀選手賞 倉本一真(山梨学院大)、▼敢闘賞 倉谷修平(日体大)、▼最多フォール賞 ボリス・ムジコフ(山梨学院大学)2試合、▼最短フォール賞 須藤大(神奈川大学)0分35秒、▼ゴールデンホイッスル賞 福崎剛史(拓大)
▼最優秀監督賞 高田裕司(山梨学院大)