吹田市民教室・押立吉男代表の通夜・告別式にのべ800人が参列【2008年11月5日】



 10月31日に急性呼吸不全のために死去された大阪・吹田市民教室の押立吉男代表(日本協会元副会長、全日本学生連盟元会長、全国少年少女連盟前会長ほか)の通夜が11月3日、告別式が4日、吹田市の葬儀場で行われ、2日間で800人を超える人が別れを惜しんだ(右写真)

 日本協会のほか、多くの大学や高校のレスリング部からの供花は100本を超え、ミュンヘン五輪のマラソンで優勝したフランク・ショーターからも届けられ、交友の広さを物語っていた。

 通夜では、故人のレスリング界ほかになした功績が数多く紹介され、亡くなる直前にはその時を悟り、「家に帰りたい」と話したことなどが紹介された。

 遺影が飾られた祭壇の横には、先月11日の世界女子選手権で4度目の世界一に輝いた教え子の正田絢子選手(網野ク)の金メダルが掲げられていた(左写真)。正田選手は「レスリングを最初に教えてくれたのが押立先生でした。7日に金メダルを見せる予定でしたが、見せられなかったのが心残りです。でも、写真入りのハガキを送ったので、見ていただけたと思います。選手をやめても、押立先生のような指導者になりたいと思います」と、しんみりと話した。

 同氏は11月3日付で2008年秋の叙勲の「旭日双光章」が授与が決定しており、同13日に伝達式の予定だった。死亡された場合でも、受賞の対象になるという。


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