吉田沙保里選手が五輪の思い出のシングレットをオークションへ出品し、落札金を赤十字社へ寄付【2008年12月11日】



 北京オリンピックで2連覇を達成した女子55kg級の吉田沙保里選手が、同五輪決勝で着用した思い出のシングレット(赤=右写真)、および予選で着用していた青のシングレットを、サイン入りで「Yahooチャリティー・オークション」にかけ、落札金を日本赤十字社に寄付することになった。

 テレビ朝日が毎週月曜日夜11時40分から放映している「島田紳助の想い出オークション」の12月29日放映分での企画で実現した。かけがえのない記念すべきシングレットだが、吉田選手は「思い出を封印し、ロンドン五輪へ向けて新たな道を歩み出すため」とし、そのお金が「日本赤十字社を通じて世界で困っている人たちのために使われるなら」と、出品を決意した。

 恩師の栄和人・日本協会強化委員長(中京女大教)は「吉田の五輪3連覇へ向けての強い決意であるとともに、社会への還元を考え、人間としても立派に成長してくれた」と評価。「全日本チームとしても社会への貢献を考えていきたい。世間から認められる存在を目指したい」と話した。

 赤十字は、「人の命を守り、苦痛を軽減・予防し、尊厳を守る」という使命のもとに、国境・宗教・人種を超えて様々な人道的活動を行っている世界最大の国際人道機関。日本赤十字社では、今回の寄付金は勉強道具が不足しているアフガニスタンの子供のノートや鉛筆など文房具代、中国の四川大震災、ベトナムの台風などで家を失った子供たちのテント・毛布代などにあてるという。

 オークションは12月 17日 17時 3分まで。下記のアドレスで現在、オークションを受け付けている。

http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c200649075

 ※「島田紳助の想い出オークション」 ⇒ クリック


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