ジャパンビバレッジクイーンズカップ(シニア)決勝戦 詳細&写真【2007年4月15日】


(撮影=矢吹建夫)


 【48kg級決勝】

伊調千春(ALSOK綜合警備保障)○[2−0(2-0=2:06,1-0)]●坂本真喜子(自衛隊)

 
《経過》第1ピリオドは0−0。コイントスで坂本が勝ったが、両者1度ずつ注意。これで坂本のペースが乱れたようで、きちんとテークダウンを取れないまま、押しつぶされて伊調がこのピリオドを取った。第2ピリオドは一進一退のあと、伊調がラスト6秒に坂本のタックルを防ぎ、その後の体勢の崩れを逃さずにバックを取り、貴重な1点を挙げた。

第1ピリオドは伊調(赤)の逆転勝ち。勝負は第2ピリオドへ。 0−0のラスト13秒、坂本(青)は果敢にタックルを仕掛けたが実らず。

 【51kg級決勝】

柴田瑞穂(中京女大)○[2−1(1-0,0-3,1-0)]●甲斐友梨(K-POWERS)

 
《経過》第1ピリオドは0−0。コイントスで勝った柴田がテークダウンを決めた。第2ピリオドは甲斐が中盤に片足タックルから3点となるテークダウンを決めて3−0。

 第3ピリオド、0−0のあとのラスト30秒に甲斐が片足タックル。テークダウンを奪えずに苦労し、その最中にバランスを崩してしまい、柴田がバックを取ってラスト8秒に貴重な1点。勝負を決めた。

全日本チャンピオン不在の51kg級は甲斐(赤)と柴田の同門対決へ。 第1ピリオド、柴田がコイントスで勝った柴田(青)が取り、最後は2−1へ。

 【55kg級決勝】

吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)○[2−0(4-0,8-0)]●松川知華子(ジャパンビバレッジ)

 
《経過》第1ピリオドの中盤まで様子をうかがった吉田は、ここで高速タックルを決め、腕を取ってフォールを狙う。惜しくも逃げられたが4−0へ。第2ピリオド、開始早々に正面タックルで相手を背中からマットに落とし、ニアフォールで4−0へ。中盤にもくぐりタックルから押さえ込み、8−0となって試合終了。

第1ピリオド中盤、吉田(赤)の高速タックルが決まった。 第2ピリオド前半、正面タックルからグラウンドで攻める吉田。

 【59kg級決勝】

山名慧(中京女大)○[フォール、1P1:49(F3-0)]●島田佳代子(日大)

 
《経過》第1ピリオド、0−0で終盤にもつれたが、島田のタックルを山名がつぶし、けさ固めでフォールへ持ち込んだ。

第1ピリオド、一進一退で両者ともポイントがなく終盤へ。 山名(赤)は島田のタックルをおしつぶしてフォールへ。

 【63kg級決勝】

伊調馨(ALSOK綜合警備保障)○[2−0(1-0,3-0)]●正田絢子(ジャパンビバレッジ)

 
《経過》第1ピリオド、なかなかポイントの取れない両者だが、終了間際、伊調が腕取りで正田の体勢を崩し、足首をすくうようなタックルで貴重な1点を獲得。第2ピリオドは0−0のあと、コイントスで勝った伊調がテークダウンを決めた。

第1ピリオドのラスト6秒、伊調(赤)が貴重な1点を獲得。 第2ピリオド、コイントスで勝った伊調が確実にテークダウンを決めた。

 【67kg級決勝】

新海真美(中京女大)○[2−0(1-0,2-0)]●鈴木博恵(立命館大)

 
《経過》第1ピリオド、新海がツーオンワンで相手を崩したあと、タックルで場外へ出して1−0。第2ピリオドは新海が中盤に1点を取り、ラスト20秒にもがぶりから押し倒して1ポイントを加え、勝負を決めた。

第1ピリオドを取った新海(青)は、第2ピリオドも1−0とリード。 第2ピリオド終盤、がぶりから押しつぶしてダメ押しのポイントを獲得。

 【72kg級決勝】

浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2−0(2-0,1-0)]●佐野明日香(自衛隊)

 
《経過》浜口が第1ピリオドの開始20秒に片足タックルで1点を取り、中盤にもバックを取って2−0。第2ピリオドは開始直後にくぐりタックルで1点を取り、このポイントを最後まで守り切った。

第1ピリオド開始20秒、浜口(赤)の片足から両足へ持ち変えてのタックル決まる。 第2ピリオド開始直後、片足を取ってくぐるようなタックルが決まった。


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