【特集】59年ぶりのリーグ制覇まであと2勝! 日体大戦に勝負をかける早大【2007年5月17日】







 東日本学生リーグ戦の第3日は、Aグループは連覇を狙う日体大が山梨学院大に敗れて黒星。一方で、1948(昭和23)年以来、59年ぶりの優勝を目指す早大が山梨学院大と国士大を下し、全勝をキープした。

 山梨学院大戦は厳しい試合となった。60s級で大沢茂樹に、66s級で森川一樹に勝ち星を連取され、リードを許す展開となったが、74s級の大月葵斐、84s級の高橋海人、96s級の浅見哲郎が3連勝して逆転勝ち。勢いに乗った国士大戦は何と7戦全勝。チームを率いる太田拓弥コーチは「トップバッターの藤元洋平(55kg級)がいい流れを作り、後の選手もよく闘った」と納得の表情で試合を振り返った。

 これでAグループ無敗は早大だけとなったが、喜ぶのはまだ早い。グループ最終戦の相手は、1敗を喫していながら個人の勝利数の多い日体大(早大が33勝、日体大が35勝)。もし敗れて勝ち点争いになると優勝をさらわれるだけに、絶対に勝たなければならない一戦となる。

 ここで勝っても、反対側のグループから出てくるチームに勝たなければならないが、いずれにしても59年ぶりの快挙まであと2勝と迫った。太田コーチは「59年ぶりと言われても、自分たちにとっては初優勝と同じ。チャレンジャーの気持ちで、まずは日体大戦に集中したい」と気持ちを引き締めていた。

(文=渋谷淳)


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