43都道府県から450選手が参加して開幕…全国中学生選手権【2007年6月23日】







 沼尻直杯第33回全国中学生選手権が6月23日、茨城県水戸市の茨城県スポーツセンターで開幕。佐賀県、沖縄県から大会史上初の参加があり、43都道府県から450選手(男子362選手、女子88選手)が熱戦を繰り広げた。

 開会式には日本レスリング協会から福田富昭会長をはじめ、富山英明強化委員長(日大教)、村本健二理事(港区役所)が出席、全日本女子連盟から鈴木光強化委員長(ジャパンビバレッジ)、全国少年少女連盟から菅芳松理事長(日本協会事務局)が出席。試合が始まると、次代をになう選手たちの健闘を見守った。試合開始前には、三重・一志クラブの選手の応援で訪れたアテネ五輪金メダリストの吉田沙保里選手(ALSOK綜合警備保障)が選手たちを激励した。

 参加450選手は、2005年の392選手(男子300選手、女子92選手)、2006年の428選手(男子340選手、女子88選手)を上回る。少子化の影響で、多くのスポーツで競技人口の減少という問題を抱えているが、レスリングでは全国少年少女選手権も年々参加選手が増えており、競技人口で着実な発展を見せているのが現状だ。

 参加がなかったのは鳥取県、徳島県、高知県、大分県の4県(ほかに兵庫県=参加している選手はいるものの、大阪・吹田市民教室の選手で、住所が兵庫県の選手)。全国中学生連盟の沼尻久会長は「47都道府県が参加する大会にしたい。出場のない県には、参加に向けての努力を期待したい」と話した。


44都道府県から450選手が参加 全国中学生連盟
沼尻久会長
日本協会
福田富昭会長
茨城県協会
田山東湖会長

日本協会などからの出席者 阿部千波選手の選手宣誓 吉田沙保里選手 4面マットで熱戦がスタート


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