【特集】危なげなく2年連続優勝を達成…男子73kg級・木村政貴【2007年6月25日】







 2連覇を目指して決勝のマットに上がった選手が2人いた今大会。42kg級の有元伸吾選手(大阪・三国2年)は無念の涙をのんだが、73kg級の木村政貴(群馬・千代田3年)は第1、2ピリオドともにテクニカルフォールで圧勝。危なげなくV2を達成した。

 1回戦から準決勝までの4試合はすべてフォール勝ち。結局失ポイント0という完ぺきな内容の優勝。この1年間で最も伸びたと感じるのはタックルで、これが完勝続きだった要因のようだ。だったが、追われる立場は楽ではない。「プレッシャーがあった」そうで、優勝後はホッとした表情を浮かべた。

 青森の八戸クラブとも交流し、青森と群馬で年1回ずつの合同合宿をしているという。優勝後は伊調千春・馨姉妹の恩師でもある沢内和興さんも祝福。「しっかりしたタックルのできる体力があり、基礎ができている」と褒め、「青森の高校にほしい選手なんですけどねえ…」と残念そう。

(撮影=矢吹建夫)


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