【特集】世界選手権代表落ちのうっぷん晴らしてV4…67kg級・新海真美(中京女大)【2007年8月23日】







 67kg級の新海真美(中京女大)が2001年に始まった女子で初の4年連続優勝を達成し、世界選手権の代表を逃したうっぷんを晴らした。

 出場が2選手だったため、1試合勝っての優勝だった。だが、1位となって表彰を受けるのは気持ちがいい。「プレーオフで負けて世界選手権の代表を逃していたので、絶対に勝つつもりでいました。この優勝で気持ちが戻りました」と言う。

 女子史上初の4連覇については「特に考えていなかった」というが、この先に続く女子の長い歴史の中での「第1号4連覇達成選手」に名を刻んだことを告げられると、「そうですね。うれしい」と苦笑い。もっとも目標は学生チャンピオンではなく、来年以降の世界選手権の出場。「負けて、失うものがない。12月の全日本選手権を目指して練習を続けます」と言う。

 中京女大では、これまで代表をはずれても世界選手権の視察に派遣して気持ちを高める強化方法も実施してきた。しかし新海は「世界選手権は自分の力で代表を勝ち取って行きたい」として、今年9月の世界選手権に行くことは考えていない。「世界選手権の会場に行くときは、代表になったときです」。力強く来年以降の代表権の奪取を宣言した。


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