高塚紀行(日大)が2年ぶりの優勝で文部科学大臣杯受賞…全日本学生選手権・男子フリースタイル【2007年8月25日】







 全日本学生選手権最終日は8月24日、東京・駒沢体育館で男子フリースタイル決勝までが行われ、60kg級で高塚紀行(日大)が全日本選手権2位の大沢茂樹(山梨学院大)を決勝で破り、2年ぶりの優勝を遂げ、両スタイルの最優秀選手賞に与えられる文部科学大臣杯を受賞。世界3位の実力を見せた。

 55kg級は稲葉泰弘(専大)が4試合にフォール勝ちし2連覇達成。74kg級は工藤豪己(日大)が勝って同じく2年連続優勝。稲葉がフリースタイルの最優秀選手に輝き、工藤が優秀選手賞を受賞した
(右写真=左から工藤豪己、高塚紀行、84kg級2位の山縣養一)

 66kg級はグレコローマンと同じ拓大対決となり、米満達弘が藤本浩平を破って初優勝。96kg級は斎川哲克(日体大)が決勝で大技の一本背負いを爆発させて勝ち、グレコローマン84kg級に続いて両スタイル制覇。84kg級は門間順輝(日体大)、120kg級は中村淳志(拓大)がそれぞれ初優勝した。

 文部科学大臣杯がフリースタイルの選手に決まったことにより、前半の男子グレコローマンの個人賞も決まり、最優秀選手賞が斎川、優秀選手賞は60kg級優勝の松本隆太郎(日体大)がそれぞれ受賞した。

 各階級の成績は下記の通り。


《トーナメント表=pdf》
一覧表 55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級

55kg級優勝・稲葉泰弘(赤) 60kg級優勝・高塚紀行(青) 66kg級・米満達弘(青) 74kg級・工藤豪己(日大)

84kg級・門間順輝(青) 96kg級・斎川哲克(青) 120kg級優勝・中村淳志(赤)

《表彰式》
55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級

文部科学
大臣杯
フリー
最優秀
フリー
優秀

 ◎男子フリースタイル

 【55kg級】
=78選手

 ▼準決勝
稲葉泰弘(専大)○[2−0]●石山雄平(日体大)
冨田和秀(大東大)○[2−1]●富岡直樹(日体大)

 ▼決勝
稲葉泰弘(専大)○[2−0]●冨田和秀(大東大)


 【60kg級】=100選手

 ▼準決勝
大沢茂樹(山梨学院大)○[2−1]●小田裕之(国士大)
高塚紀行(日大)○[2−0]●菊地憲(日体大)

 ▼決勝
高塚紀行(日大)○[2−0]●大沢茂樹(山梨学院大)


 【66kg級】=99選手

 ▼準決勝
藤本浩平(拓大)○[2−0]●青山久志(東洋大)
米満達弘(拓大)○[2−0]●竹本雄飛(立命館大)

 ▼決勝
米満達弘(拓大)○[2−0]●藤本浩平(拓大)


 【74kg級】=104選手

 ▼準決勝
工藤豪己(日大)○[2−0]●伊藤祥吾(日体大)
宮原崇(明大)○[2−1]●武富隆(早大)

 ▼決勝
工藤豪己(日大)○[2−0]●宮原崇(明大)


 【84kg級】=69選手

 ▼準決勝
山縣養一(日大)○[2−0]●古家圭(立命館大)
門間順輝(日体大)○[2−0]●伊藤拓也(早大)

 ▼決勝
門間順輝(日体大)○[2−1]●山縣養一(日大)


 【90kg級】=48選手

 ▼準決勝
東誠次(立命館大)○[2−1]●下屋敷圭貴(日体大)
斎川哲克(日体大)○[2−0]●藤本健治(拓大)

 ▼決勝
斎川哲克(日体大)○[2−0]●東誠次(立命館大)


 【120kg級】=40選手

 ▼準決勝
中村淳志(拓大)○[2−1]●北村克哉(専大)
ボリス・ムジコフ(山梨学院大)○[2−0]●桜井紀宏(日体大)

 ▼決勝
中村淳志(拓大)○[2−0]●ボリス・ムジコフ(山梨学院大)


 《個人成績》

 ▼文部科学大臣杯 高塚紀行(日大)

 ▼男子フリースタイル最優秀賞 稲葉泰弘(専大)、▼優秀賞 工藤豪己(日大)、▼最短フォール賞 武富隆(早大)、▼最多フォール賞 稲葉泰弘(専大)




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