日本協会の福田富昭会長とJOC青木剛・強化副本部長が全日本チームを激励【2007年9月9日】



JOCの青木剛・強化副本部長が来訪され、日本代表ほかを激励。 激励金が女子は吉田沙保里選手、男子は松永共広選手に手渡された。 福田会富昭長が浜口京子選手に直接指導。

 9月17日からアゼルバイジャン・バクーで行われる世界選手権を目前に控え、男女の全日本チームが東京・国立スポーツ科学センター(JISS)で最後の合宿を実施しているが、8日、日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部のの青木剛・副強化本部長が日本協会の福田富昭会長とともに来訪。選手を激励し、激励金を選手に手渡した。

 男子の両スタイルは3日から合宿を行っており、この日は女子の合宿がスタート。3スタイルの代表選手が午後4時にレスリング場に集合し、青木氏から激励を受けた。その後、JOCの強化本部長でもある福田会長が選手を激励。「水泳、体操と世界で競り負けていることが多い」と他競技団体を引き合いに出し、レスリングは競り負けることがないようにと選手にハッパをかけた。

 福田会長は、「世界で勝つためのカギは体力の強化だ。体力をつけすぎて悪いことはない。日本の技術は一流だ から、あとは体力をつけることが重要」と説いた。1976年モントリオール五輪のフリースタイル74kg級金メダリストの伊達治一郎、88年ソウル五輪フリースタイル48kg級金メダリストの小林孝至は驚くほどの体力があり、手を出しただけで相手に勝てた武勇伝を披露。世界選手権へ気持ちが高ぶっていた選手たちは福田会長の話に真剣に耳を傾けていた。

 なお、6月18日から行われていた男子の100日合宿は9日で終了。入所者はいったん解散し、グレコローマン・チームが11日に先陣を切ってアゼルバイジャンへ向かう。女子の合宿は13日まで。

(取材・撮影=増渕由気子)



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