サイキエフ兄弟がロシア国内の大会で明暗【2007年12月10日】








 12月5〜6日にロシア・クラスノダールで行われた男子フリースタイルの国際大会で、シドニー五輪85kg級ほか2度世界一に輝いているアダム・サイキエフ(ロシア)が昨年のワールドカップ74kg級王者のアルバート・サリトフ(ロシア)を破って優勝した。

 しかし、兄で1996年アトランタ五輪・2004年アテネ五輪を含めて8度世界一になっている74kg級のブバイサ・サイキエフ(ロシア)は、決勝で昨年のドーハ・アジア大会3位のアブドュラハキム・シャピエフ(カザフスタン)に敗れた。

 同兄弟はロシアを代表する兄弟選手。32歳の兄ブバイサは、アテネ五輪で2度目の五輪王者に輝き、2005年世界選手権でも五輪を含めて8度目の世界一に輝いた。しかし2006年世界選手権はブルガリア選手に敗れて8位に終わり、今年は国内大会で敗れて世界選手権に出場できなかった。

 30歳のアダムは情熱が冷めて選手活動を休止していた時期があったようだが、2006年の欧州選手権で優勝するなど、北京五輪へ向けて活動を続けるもよう。



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