【特集】2006年日本レスリング界の大会予定





 世界選手権は9月26日〜10月1日、中国・広州で行われる。次回の五輪開催都市ではないが、中国にとっては五輪リハーサルともなる大会で、かなりの盛り上がりが予想される。日本は05年全日本選手権のほか、男子は6月2〜4日の明治乳業杯全日本選抜選手権、女子は3月28日のジャパンクイーンズカップ2005が選考大会。両大会を制した選手が代表となり、違った場合は2選手によってプレーオフが実施され、日本代表が決まる。

 五輪中間年に行われるアジア大会のレスリング競技は12月9〜14日にカタール・ドーハで開催。女子は4階級のみ。日本代表の選考方法は現段階では未定。世界選手権の結果によって、選考試合が行われる階級も予想される。

 これまでアジア大会が開催される年は、アジア選手権は行われなかったが、今年は4月4〜9日にカザフスタン・アルマトイで行われることになった。強化委員会はベストメンバーの派遣ではなく、一・二軍の混合チームあるいは若手によるメンバーで臨む方針を示している。

 今年から賞金マッチのゴールデン・グランプリが計3試合(予選2大会と決勝大会)行われる。世界チャンピオンと大陸チャンピオンは決勝大会に出場できるので、女子の何選手かは6月24〜25日にアゼルバイジャン・バクーで行われる大会に出場する可能性はある。男子は冬の間に行なわれる予選大会に出場し、4位以内に入らなければ決勝大会には出場できない。現段階で冬の強化日程は正式に決まっていないが、グレコローマンはブルガリアで行われる予選大会に出場することになりそう。

 5月20〜21日には名古屋市で女子ワールドカップが開催される。日本では3度目の開催。ジャパンクイーンズカップのあと、代表選手が選抜される見込み。

 ほかの主な国際大会は、6月15〜20日に世界学生選手権(モンゴル・ウランバートル)、7月19〜23日にアジア・ジュニア選手権(UAE・アブダビ)、8月29日〜9月3日に世界ジュニア選手権(グアテマラ・グアテマラシティー)でそれぞれ行われる。アジア・カデット選手権は8月9〜13日にタイ・バンコク。

 国内は例年とほぼ同じ時期にそれぞれの大会が行われるが、東日本学生リーグ戦は5月11・12・22日の3日間の変則開催。10月1〜4日の国体は世界選手権と日程が重なるため、日本代表選手の出場は難しそう。12月の全日本選手権は、東京・代々木第二体育館がアスベスト関連の改修工事に入るため、東京・駒沢体育館など別の会場で開催を予定している。



《前ページへ戻る》