3月18日にパンクラチオンのテストマッチを開催【2006年2月5日】





 日本協会は3月18日(土)、東京・町田市総合体育館サブアリーナで、国際レスリング連盟(FILA)へレスリングの新スタイルとして申請するパンクラチオンスタイルのテストマッチを行うことを決めた。試合場はレスリングマットだが、シューズや柔道着の着用は自由で、柔道や柔術、サンボ、総合格闘技からも出場選手を募る。第12回全日本コンバットレスリング選手権と同時開催となる。

 パンクラチオンスタイルは、日本協会の福田富昭会長(FILA副会長)がFILAへ提案している新スタイル。古代オリンピックで行われていたパンクラチオンは、レスリングとボクシングをミックスした格闘技で、打撃や関節技などあらゆる攻撃が認められている格闘技だったが、今回、日本協会が提案しているのは、打撃や顔面への攻撃は禁止され、投げ技、関節技、絞め技などで闘う格闘技。

 出場は17歳以上の男子のみ。63、73、83、93、130kg級の5階級。今大会はテストマッチであるので、1人1試合のワンマッチ形式で行われ、勝者には勝利者賞が贈られる。

 勝敗は、ギブアップ、テクニカル一本(1ラウンド中に大技の投げを3回決めた時)、判定決着で、5分2ラウンド制。各ラウンドごとに3人の審判(レフェリー1人を含む)が優勢・劣勢を決め(マスト裁定方式)、2ラウンドを終えて1−1になった場合には第3ラウンドで決める。

 日本協会は今回の試合のビデオを5月のFILA理事会に提出し、グレコローマン、フリースタイル、女子に続く新スタイルとして認めてもらい、世界選手権の開催、五輪種目への採用を目指していく。

※福田富昭・日本協会会長&木口宣昭・総合格闘技委員長のあいさつ、大会要項、競技規定(ルール)、申請書クリック



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