国際レスリング連盟があらためてサンボの管轄を宣言【2006年3月6日】





 国際レスリング連盟(FILA)のラファエル・マルティニティー会長は3月4日、公式ホームページ上であらためてサンボの管轄を宣言した。FILA内のサンボの統括委員会がすでに世界選手権(10月30〜31日、トルコ・アンタルヤ)などへ向けての準備に入っていることを宣言し、3月末までにルールを公布することや、各大陸選手権の日程などを発表。アジア選手権は、レスリングのアジア選手権(カザフスタン・アルマトイ)の前日と前々日にあたる4月4〜5日に同所で行われるという。

 昨年9月にハンガリーのブダペストで行なわれたFILAの理事会で、世界サンボ連盟(FIAS)から再加盟の申請がなされ、FILAはこれを受け入れ、サンボをFILAのスタイルのひとつとして認定し、今年の世界選手権の開催を発表した。

 しかし、FIASは2団体に分裂しており、お互いが自らの正統性を主張している状態。FILAに再加盟を申請したのは、ジョシュ・ヘンソン(米国)が会長のグループ。“もうひとつのFIAS”はFILAの管轄下に入ったことを認めていない。

 今回のHP上の記述では、この団体を名指しはしていないが、「自称国際連盟」という表現を使用し、FILAが管轄するサンボこそが正規のサンボとアピールしている。


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