全日本フリースタイル・チームがウズベキスタンへ【2006年3月8日】





 男子フリースタイルの全日本チームが3月7日、成田空港からウズベキスタンへ向けて出発した。11〜12日にタシュケントで行われるゴールデン・グランプリ「ウズベキスタン・カップ」に出場し、その後、ブルガリアへ移動して地元のチームと合同練習。25〜26日に同プロブディフで行われる「ダン・コロフ大会」に出場し、28日に帰国する。

 和久井始監督(自衛隊)は「学生が多く、若いチームだが、いずれも世界で実績のある選手。勢いをもって挑みたい」と、和田貴広コーチ(日本協会専任コーチ)は「とにかく経験を積ませたい。大会で自分の実力をすべて発揮し、世界のどのあたりにいるかをまず知ってほしい。ブルガリアでの合宿は昨年も経験しており、受け入れ体勢はすばらしい。実りのある合宿にしたい」と、それぞれ遠征にかける意気込みを話した。


 55kg級・松永共広(ALSOK綜合警備保障)「右ひざをけがしていて、ウズベキスタンでは試合出場を控えると思うが、その分、いろんな選手の試合を間近で見て研究したい。ブルガリアでの試合は出場できると思うので、頑張りたい」

 
55kg級・稲葉泰弘(専大)「去年の遠征の時よりも(勝ち上がって)多くの試合をこなしたいし、多く勝ちたい。メダルに手が届くように」

 
55kg級・田岡秀樹(自衛隊)「初の全日本チームの遠征帯同なので緊張しています。世界の選手と触れ合うことでいろんな収穫を持って帰りたい。ウズベキスタンでは、世界チャンピオンのディルショド・マンスロフ(ウズベキスタン)と1回戦で闘ってみたい」

 
60kg級・湯元健一(日体大)「デーブ・シュルツ国際大会で不振だった分、しっかり勝ちにいきます。世界のトップ選手が出てくると思うが、去年と違い、全日本チャンピオンとして絶対に負けられない、という気持ちが強い。もうかなりの経験を積んでいるが、いっそう場慣れしたい」

 
60kg級・高塚紀行(日大)「ジュニアや学生の遠征とは雰囲気が違います。少しでもいい成績を残して次につなげたい。いい成績を残さないと意味はない。湯元さんと一緒の遠征、どうしても意識します。湯元さんよりいい成績を残したい」

 
66kg級・藤本浩平(拓大)「頑張るのみです。初の全日本でプレッシャーを感じる部分と、自分の力を出し切ればそれでいいという考えが交錯している。佐藤吏選手が(遠征を)辞退して回ってきたチャンス。アジア選手権より世界トップ選手と試合がしたくてこちらの遠征を選んだ。収穫を持って帰られなければ意味がない」

 
74kg級・小幡邦彦(ALSOK綜合警備保障)「去年の世界選手権以来の国際大会。ウズベキスタンの大会はゴールデン・グランプリなのでレベルは世界選手権並みに高いと思う。世界の上位の選手と闘い、練習して、少しでも技を吸収してきたい」

 
74kg級・長島和幸(クリナップ)「初めて全日本チームに選抜された。今までの経験を積む遠征とは違う。結果にこだわって闘う。全日本遠征は初参加だけれど、年齢的には上なので頑張りたい」



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