NTS(ナショナル・トレーニング・システム)中央研修会がスタート【2006年3月9日】

 全国から有望な若手選手を集めて行われる平成17年度のNTS(ナショナルトレーニングシステム)中央研修会が3月8日、東京・国立スポーツ科学センター(JISS)でスタートした。

 集まったのは、全国6ブロックから各3名の推薦選手(主に高校1・2年生選手)と日本協会強化委員会選抜の選手(主にこの3月卒業し大学へ進学する選手)を合わせた約30選手。フリースタイルは、日本協会の佐藤満強化委員(専大教)と茨城・霞ヶ浦高校の大沢友博監督、グレコローマンは日本協会の久木留毅強化委員(専大教)が中心となって指導。秋田・秋田商の横山秀和監督ら各ブロックからの監督、練習相手として大学選手などが加わった。

 初日は日本協会の富山英明強化委員長も姿を見せ、「今は基本を身につける時期。高い志(こころざし)を持たないと、いいものを持っていてもダメ。高い目標を持ってほしい」とあいさつ。「どの選手も目に輝きがある。年々、参加する選手の目の輝きがよくなっている」と、今年で5回目を迎える中央研修会の効果を話した。

 研修会は12日まで。1日3度の練習と、夜はビデオによる研究や栄養学などの講義が行われ、レスリング漬けの4泊5日となる。


NTS(ナショナル・トレーニング・システム)中央研修会開催
3月8日(水)〜12日(日)国立スポーツ科学センターにて

NTSプロジェクト委員会  
佐藤  満
久木留毅

 日本レスリング協会の一貫指導システムの一つであるNTS中央研修会が、国立スポーツ科学センター(JISS)で4泊5日の日程で開催されます(別紙参照=pdfファイル)。研修会には、昨年度学生チャンピオンも参加予定です。
 
NTS中央研修会では、フリースタイル、グレコローマンスタイルの基本・応用技術と、トップスポーツ論、スポーツ医・科学(ウエイトトレーニング、スポーツ栄養、スポーツ心理)の講義を行います。講師はナショナルチームコーチと、スポーツ医・科学において日本でもトップの国立スポーツ科学センタースタッフです。

 日本レスリング協会が推進するNTSブロック研修会(全国6ブロック)、NTS中央研修会で発掘・育成された選手が、全日本選手権優勝、世界ジュニア選手権や国際大会で準優勝、3位入賞をするところまでレベルが上がってきました。

 NTSの目的は、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックで金メダルを獲得する選手の発掘・育成だけでなく、2016年、2020年、2024年オリンピックと永続的に金メダルを獲得できるレベルの選手を発掘・育成することです。NTSでは、この他にも世界選手権大会のダイジェストビデオ作成、グレコローマンスタイル、フリースタイルの基本ビデオ作成を行っています。

このNTSを成功に導くために、日本の全てのレスリング関係者のご協力をお願い致します。




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