世界V6のクリスチン・ノードハーゲン(カナダ)が正式に引退表明【2006年4月3日】






 世界選手権を6度制し、女子の歴代メダリスト・ランキングでトップだったクリスチン・ノードハーゲン(カナダ)が、このほど、正式に選手生活からの引退を発表した。

 ノードハーゲンは94年に世界女子選手権70kg級で初優勝。以来優勝などを重ね、00年には75kg級で浜口京子選手の4連覇を阻んだ。01年世界選手権では68kg級で勝って6度目の優勝を達成。翌02年には負傷の手術で戦列を離れたが、2004年アテネ五輪へ出場して5位に入賞。世界のトップレスラーだった。

 ノードハーゲンは「アテネ五輪のあと、十分に考えた。たくさんの思い出とともに選手生活を引退したい。チームメートやコーチに感謝したい。選手はやめるけれども、レスリングと離れることはない」と話し、今後はカナダと世界の女子レスリングの発展に尽力していくという。
(写真右=ノードハーゲンと、夫でもありコーチであるリー・ビアリングさん)



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