正田絢子、浜口京子(ともにジャパンビバレッジ)が優勝…アジア選手権最終日【2006年4月10日】
アジア選手権最終日は4月9日、カザフスタンのアルマトイで男子グレコローマンと女子が行われ、女子63kg級の正田絢子(ジャパンビバレッジ)と72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)が優勝した。正田は4度目、浜口はアジア大会、アジア国際トーナメントを含めて5度目のアジア一。
男子グレコローマンでは、60kg級の北岡秀王(日体大)、74kg級の菅太一(警視庁)、84kg級の小向忍(自衛隊)がいずれも初戦で敗れた。北岡は敗者復活戦へ回ったものの、初戦でろっ骨を負傷し不戦敗となった。他の2選手は敗者復活戦へ回れなかった。前日の3選手とともに、グレコローマンは出場した全階級で1勝もできずと不振だった。
国別対抗得点は、女子が「金5、銀2」を取って優勝。男子フリースタイルが3位だった。
各選手の成績は下記の通り。(レポート・撮影=保高幸子)
◎女 子
【63kg級】正田絢子(ジャパンビバレッジ) 優勝=8選手
1回戦 ○[フォール1P1:34(F3-0)] Gao Pei(中国)
準決勝 ○[2−0(2-0,3-0)] Odonchimeg(モンゴル)
決 勝 ○[フォール2P1:52(2-0,?)] Shalygina Elena(カザフスタン)
【72kg級】浜口京子(ジャパンビバレッジ) 優勝=6選手
1回戦 ○[フォール1P0:31(F5-0)] Imanalieva Asel(キルギスタン)
準決勝 ○[2−0(3-0,3-0)] Qin Xiaoqing(中国)
決 勝 ○[フォール1P0:53(3-0)] Burmaa Ocnirbat(モンゴル)
浜口京子の話「中国も出ていましたし、この強いメンバーの中で優勝できたのですごくうれしかったです。中国の選手はいつも、違う選手が出てくるのですが、相手がどうのというより、自分のレスリングを出すことだけを考えていました。最後のアンクルホールドは剛史(弟)とずっと練習してて、この技を出せと言われていましたので決めました。投げ技も久しぶりに出ました。タックルに入れなかったので組んでいって、流れの中で自然に体が動きました。このまま世界選手権までいきます」
アニマル浜口監督の話「ハンガリー(昨年の世界選手権)ではあと一歩のところで逃したけど、今回がっちりつかむことができた。落ち着いて試合を運べて最後をフォールで決められたのは大きい。中国は3番手4番手かもしれないが、あなどれない。スピードもパワー もあった。でも落ち着いて対処できたし、この調子でワールドカップ、世界選手権と、今年はやりますよ」
◎男子グレコローマン
【60kg級】北岡秀王(日体大) 9選手
1回戦 ●[負傷棄権3P途中(1-4,7-5,0-3)] Sheng Jiang(中国)
敗復戦 ●[不戦敗] Imamov Jakhongir(ウズベキスタン)
【74kg級】菅太一(警視庁) 7選手
1回戦 ●[0−2(1-@Last,0-2)] Hee Bok Kang(韓国)
【84kg級】小向忍(自衛隊) 8選手
1回戦 ●[0−2(TF0-6,0-2)] Lin Ming-Chi(台湾)