神奈川県協会がマナー遵守を要望【2006年4月24日】






 4月22〜23日に神奈川・横浜文化体育館で全国から1100人を超える選手が集まってJOCジュニア・オリンピックが開催されたが、試合終了後の会場には、空のペットボトルたテープ、ティッシュペーパーなどのゴミが散乱(右写真=第1日終了後の体育館)。主管する神奈川県レスリング協会では、参加する選手のマナー遵守を訴えた。

 JOC杯は1993年に神奈川・藤沢市の日大農獣医学部体育館でスタートし、94年は群馬県で行われたものの、95年以降はすべて神奈川県協会が主管。99年からは横浜文化体育館を確保し、協会を挙げて1100人を越える大会の運営に尽力してきた。しかし、試合後にゴミが散乱する現状では、体育館に対するイメージも悪く、今後の使用に影響が出てくる懸念があるという。

 同県協会の役員の一人は「インターハイや国体なら、学校教育の一環として生徒を活用できるが、JOC杯はすべてボランティアで生徒を集め、土日曜をつぶして大会運営に当たらせている。はっきり言って、大会を運営するメリットは何もない。ただ、レスリングの発展に寄与したいという気持ちから、県協会が一丸となって大会を開催している。大会に参加する選手や指導者は、強い弱いの前にマナー遵守を心がけ、健全な大会運営に協力してほしい」と話した。

 来年以降の大きな課題であるとともに、JOC杯に限らず、すべての大会に共通する事柄だろう。


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