女子ワールドカップ(5月20〜21日・名古屋市)日本代表決まる【2006年4月29日】





 日本協会は4月28日、5月20〜21日に名古屋市の稲永スポーツセンターで行われる第6回女子ワールドカップ(正式名称:2006 女子レスリング トヨタワールドカップ 名古屋)の日本代表選手団を発表した。浜口平吾団長(浜口ジム)、栄和人監督(中京女大職)を筆頭に、第1回大会からすべてに出場している72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)ら各階級2選手。

 59kg級の世界チャンピオンの正田絢子(ジャパンビバレッジ)を63kg級に起用し、59kg級には全日本チャンピオンの山本聖子(ジャパンビバレッジ)を選んだ。7階級中6階級で現役または過去の世界チャンピオンが並ぶという布陣となり、残る1階級の67kg級は、全日本チャンピオンの坂本襟(ワァークスジャパン)が負傷のため欠場を余儀なくされたため、昨年の世界ジュニア・チャンピオンの新海真美(中京女大)を抜てきした。日本は3年連続5度目の優勝を狙う。

 大会には、日本のほか、米国、中国、ロシア、ウクライナ、カナダの6か国が参加。3か国ずつに分かれて総当りリーグ戦を行い、1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦、3位同士が5・6位決定戦を行う。

 昨年までは勝ち点の合計で勝敗が決まり、4勝3敗と勝ち越しても、勝ち点の合計が少ないため負けとなるケースがあったが、今年は単純に4勝したチームが勝ちとなる。試合順は、昨年までは48kg級から実施したが、今回は51kg級−59kg級−67kg級−48kg級−55kg級−63kg級−72kg級の順番で行われる。

 大会日程、日本代表選手団は下記の通り。(過去の大会成績は、ここをクリック=pdfファイル)


◎大会日程

 【5月20日(土)】
  14:30      開場
  15:30〜15:50 開会式
  16:00〜16:50 予選リーグ
  16:50〜17:40 予選リーグ
  17:40〜18:30 予選リーグ
  18:30〜19:20 予選リーグ

 【5月21日(日)】
   9:00       開場
  10:00〜10:50 予選リーグ
  10:50〜11:40 予選リーグ
  11:45〜12:35 5・6位決定戦
  12:35〜13:25 3位決定戦
  13:40〜14:40 決勝
  14:40〜15:00 表彰

※詳細の時間は変更される場合があります。


◎日本代表選手団

【団 長】
アニマル浜口(浜口ジム)

【監 督】栄 和人(中京女大職)

【コーチ】木名瀬重夫(日本協会専任コーチ)、藤川健治(自衛隊)、金浜良(ジャパンビバレッジ)

【48kg級】伊調千春(ALSOK綜合警備保障)、坂本真喜子(自衛隊)

【51kg級】坂本日登美(自衛隊)、甲斐友梨(中京女大)

【55kg級】吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)、松川知華子(日大)

【59kg級】山本聖子(ジャパンビバレッジ)、西牧未央(中京女大)

【63kg級】伊調馨(中京女大)、正田絢子(ジャパンビバレッジ)

【67kg級】新海真美(中京女大)、井上佳子(愛知・至学館高)

【72kg級】浜口京子(ジャパンビバレッジ)、村島文子(中京女大ク)


 《ワールドカップとは》

 国際レスリング連盟(FILA)は、アテネ五輪で女子が採用されることが国際オリンピック委員会(IOC)によって正式決定された直後の2001年10月、女子ワールドカップをスタートさせた。

 レスリングのワールドカップは、世界のトップチームよる団体戦の総当りリーグ戦で、全階級にわたる総合的な実力を競う大会(団体の勝敗とともに、階級ごとに個人でも勝ち点によって順位が争われる)。1階級2選手をエントリーし、交互に起用することもできるので、選手を温存しながら団体優勝にかける国もある。

 男子では1973年から実施されており、世界選手権と並ぶビッグ大会。当初は各大陸の最強国を集めて行われていたが、大陸間で実力格差があるため、大陸代表にこだわらず、前年の世界選手権の国別対抗得点の結果で、強国を集めて行われるようになった。

 日本は昨年の大会で、2年連続4度目の優勝を達成した。


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