女子W杯日本代表チームが直前記者会見【2006年5月18日】






 第6回女子ワールドカップ(正式名称=2006 女子レスリング トヨタワールドカップ名古屋)の日本代表チームが5月18日、愛知県大府市の中京女大で記者会見し、3年連続5度目の優勝を誓った。

 浜口平吾団長(浜口ジム)は「選手が力を合わせて闘う。世間はサッカーのワールドカップで燃えているが、5月20、21日は女子レスリングのワールドカップで燃えてほしい」と熱くあいさつ。5月上旬に新潟・十日町市で行なわれた合宿から帰ってきた浜口京子選手(ジャパンビバレッジ)が、家の玄関でばたりと倒れたことを打ち明け、「選手、コーチが一丸となって厳しい練習をしてきた」と、この大会へ向けて全力で取り組んできたことを強調した。

 浜口団長は4月上旬にカザフスタンで行われたアジア選手権に監督として参加していたが、中国が日本を意識していることを感じたという。「北京オリンピックでは金メダル4個を狙っている」と、最注意国として挙げた。

 栄和人監督(中京女大職)は「全試合7−0で勝つ、と言いたいが、大言壮語はしたくない。接戦になることもあると思うが、日本でやる以上は優勝が使命」と優勝を誓い、注意する相手として、中国とともに若手の成長が目覚しいウクライナを挙げた。伊調千春主将(ALSOK綜合警備保障)は「今回のメンバーは一流選手ばかり。私のすることは何もありません。優勝目指して頑張ります」と自信を見せた。

 大会の実行委員長の谷岡郁子・愛知県協会会長(中京女大学長)は「東京以外ではほとんど行なわれない国際レベルの大会を地元の人たちに見せたい。世界のトップ選手が来日し、アテネ五輪の再現や北京五輪の前哨戦という試合もある。画面では伝わらない生の迫力を、ぜひ見てほしい」と、来場しての観戦・応援を呼びかけた。

 なお、大会の模様は20日(土)が午後4時から5時、21日(日)が午後1時30分から3時に日本テレビで生中継される(注・系列地方局では、放映時間がこの限りではありません。地元の放送局にお問い合わせください)。


 48kg級・伊調千春(ALSOK綜合警備保障)「3年前の日本開催のワールドカップは、アメリカ戦で自分が負けて2位という残念な結果になった。今回はそういうことのないよう、気合を入れて闘い、優勝を目指して頑張ります」

 
48kg級・坂本真喜子(自衛隊)「チームの一員として自分のできることをしっかりやり、優勝に貢献したい」

 
51kg級・坂本日登美(自衛隊)「今回はトップバッターとして試合に出場する(注・試合順は51−59−67−48−55−63−72kg級の順で行われる)。必ず勝って、いいムードをつくって優勝につなげたい」

 
51kg級・甲斐友梨(中京女大)「もし試合に出ることがあったら、しっかり勝ちたい」

 
55kg級・吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)「地元開催なので気合も入っているし、引き締まっている。自分自身の連勝記録もあるし、100%以上の力を出して頑張っていきたい」

 
55kg級・松川知華子(日大)「優勝できるように頑張ります」

 
59kg級・山本聖子(ジャパンビバレッジ)「日本が優勝できるように頑張りたいと思います」

 
59kg級・西牧未央(中京女大)「試合に出ることがあれば、自分の力をしっかり発揮して勝ちたいと思います」

 
63kg級・伊調馨(中京女大)「63kg級は世界選手権なみの選手がそろっているので気が抜けません。全力で闘って日本の優勝に貢献したい」

 
63kg級・正田絢子(ジャパンビバレッジ)「優勝を目指して頑張りたい。自分が試合に出た時は、必ず勝って、いい形で次の選手にバトンタッチしたい」

 
67kg級・新海真美(中京女大)「先輩(坂本襟)がけがをして出場できなくなったので、その分、頑張って先輩の無念を晴らしたいと思います」

 
67kg級・井上佳子(愛知・至学館高)「リラックスして、自分のレスリングができるよう精いっぱい頑張りたいです」

 
72kg級・浜口京子(ジャパンビバレッジ)「勝つことしか考えていません」

 
72kg級・村島文子(中京女大ク)「最高のチームワークなので、優勝を目指します」



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