吉田沙保里選手(ALSOK綜合警備保障)が「JOC優秀賞」を受賞【2006年6月12日】





 日本オリンピック委員会(JOC)の2005年度のJOCスポーツ賞優秀賞に輝いたを吉田沙保里選手が(ALSOK綜合警備保障)6月11日、都内で行われた表彰式に出席。2002年、2004年に続いて3度目の賞を受けた。

 吉田選手は前日、恩師の栄和人・中京女大監督(日本協会女子ヘッドコーチ)とともに、茨城県水戸市で行われた全国中学生選手権に参加。自らが育った三重・一志クラブの選手を応援した。この日も午前中は試合を観戦。女子選手の多くは、合宿やレスリング教室などで顔見知りの選手。勝って喜ぶ選手や負けて悔しがる選手に「これからも頑張ってね」などと声をかけ、電車の時間ぎりぎりまで選手を激励した。

 夕方から行われた表彰式ではは、最優秀選手賞のトリノ五輪フィギュアスケート金メダリスト、荒川静香選手らとともに賞を受賞。「アテネ・オリンピックでの金メダルを讃えていただいて平成16年度のJOCスポーツ賞優秀賞を受賞できたのに続き、今年度も世界選手権優勝を評価していただき、名誉ある賞をいただけことを誇りに感じています。心からうれしいとともに、2年続けて受賞できたことで来年以降の励みになります」と話した。

 吉田選手は現在、国際大会での連勝記録を「96」まで伸ばしており、9月の世界選手権で「100」の大台に挑戦する予定。「5月に行われたワールドカップで国際大会連勝記録も96勝となりました。9月に中国・広州で行われる世界選手権では、絶対に100連勝をマークしたいと思います。また、その後のアジア大会、来年の世界選手権でも優勝して、無敗のまま北京オリンピックに臨みます。これからも、応援よろしくお願いします」と、今後の健闘を誓った。

荒川静香(前列右端)ら受賞者勢ぞろい。前列右から2番目はJOCの竹田恒和会長。 日本協会の福田富昭会長、全日本女子連盟の小野清子会長とともに。

(取材・撮影=宮崎俊哉)



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