中京女大が男女共学へ、男子でもレスリング部スタートか【2006年6月14日】





 アテネ五輪レスリングで「金2・銀1」を獲得した中京女大が、来年度から現在の大学名のまま男女共学へ移行することが決まった。

 「女子大学」の名称のまま男子を受け入れるのは全国初とのこと。同大学の付属高校は今春から共学となり、「中京女子大学附属高校」を「至学館高校」と変更しているが、大学内の学生から「現在の大学名を残してほしい」という意見が多かったため、その要望を受け入れて大学名は変更しないことを決めたという。

 文部科学省は「受験生が混乱しないような適切な募集をすれば、制度上は問題ない」との見解を示し、谷岡郁子学長は「将来的に学生から名称変更の要望が出たら検討する」としている。

 同大学レスリング部の栄和人監督は「まず至学館高で男子のレスリング部をつくり、大学までの一貫強化体制をつくって男子の世界ででも王国を築きたい。オリンピックの金メダリストを育成したい」と、共学化を機に高校と大学に男子のレスリング部を新設し、男子の強化にも貢献したい意向を示した。自らが男女の双方を教えるのは無理があるため、「男子のコーチを採用してもらい、万全の指導体制をつくりたい」と熱意を見せた。


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