男子の全日本チームが新チーム初の合宿【2006年6月17日】




 世界選手権(9月25日〜10月1日、中国・広州)の男子の日本代表選手を中心とした全日本チームが6月16日、東京・国立スポーツ科学センターで代表決定後、初の合宿をスタートさせた。

 日本協会の富山英明強化委員長(日大)は、今回の合宿のテーマを「技術のチェック・再確認」におき、コーチが各選手の長所と短所を文書にまとめて1人1人に伝達。合わせて世界選手権でライバル・目標となる国の選手など伝えた。肉体を徹底的に追い込む練習は7月10日から長野・菅平で行われる合宿で予定しており、今回はその前段階的な意味合いの合宿だという。

 しかし、6月3〜4日の明治乳業杯全日本選抜選手権で代表が決まったあと練習をダウンさせた選手が多く、バテ気味の選手が目立った。富山強化委員長は練習後、「全日本の合宿に臨むにあたっては、最低限度の体力をつけておくように」と選手に訓示するなど、日本代表選手の姿勢にやや不満そう。その一方で、練習相手として呼んだ若手選手で目の色が違っている選手も何人かいて、「上の選手が刺激され、全体の底上げができれば…」と、期待する面もあった。

 合宿は22日まで。19、20日の2日間は柔道の全日本チームが参加し、合同練習が行われる。

新チーム初の合宿がスタート フリースタイル・佐藤満コーチの指導

グレコローマン・嘉戸洋コーチの指導 富山英明強化委員長の厳しいゲキ




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