笹本睦(ALSOK綜合警備保障)らがアゼルバイジャン・バクーへ【2006年6月19日】





 6月23〜25日にアゼルバイジャン・バクーで行われるゴールデン・グランプリ決勝大会(優勝賞金5000ドル=約56万円)に出場する男子グレコローマン60kg級の笹本睦(ALSOK綜合警備保障)と同74kg級の鶴巻宰(国士大)が6月18日、モスクワ経由でバクーへ向かった。

 笹本は「今年のメーンは世界選手権です」と、通過点での大会であることを強調しつつも、「出るからには賞金を狙いたい」ときっぱり。鶴巻も「友人達からの期待もあり、賞金をとれるようがんばります」と、やる気を見せた。

 バクーは来年の世界選手権の開催地。笹本が「よく下見をしてきます。来年も行けるるようにしたいです」と言えば、鶴巻は「そうなんですか。ぜひ来年の世界選手権の代表を目指したいです」と話し、笑顔の中にも来年は必ず日本代表になるという強い意欲を浮かんべた。

 昨年の世界・大陸チャンピオンや、今年冬の予選で上位になった選手が集結するハイレベルの大会。嘉戸洋・日本協会専任コーチは「レベルの高い試合なので、オリンピックに繋げられる何かを得てもらいたいです」と、参加の課題を話した。今年の世界選手権と北京オリンピックへつながる成果を期待したい。

 29日には女子と男子フリースタイルの選手が出発する。存分に力を発揮し、世界選手権そして北京へと繋がることを期待したい。

(取材=武田明子)


《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》