セルゲイ・ベログラゾフ氏がロシア女子チームのヘッドコーチへ【2006年7月7日】





 フリースタイル57kg級などで五輪2度(80年モスクワ五輪・88年ソウル五輪)世界選手権6度優勝の実績を持つセルゲイ・ベログラゾフ氏(ロシア)が今月、ロシア女子チームのヘッドコーチに就任することが分かった。9月の世界選手権(中国・広州)にも参加するという。

 現在、ハンガリーで行われている欧州ジュニア選手権に参加しているチェコのコーチ、ウィリアム・メイ氏(元国士大コーチ=本HPの英語ページ執筆)が、ロシアのコーチでもあるセルゲイ氏の双子の兄、アナトリー・ベログラゾフ氏から入手した情報。アナトリー・コーチは「セルゲイは非常に難しいポジションについた。女子の指導と男子の指導は全然違う。気持ちも違うし、女子には男子にはない体の柔らかさがある。指導する女子のコーチが必要だと思うが、そうした人材はロシアにはいない」と話したという。

 セルゲイ氏は現役を引退後、米国リーハイ大でコーチをしたあと、1994年に日本協会からのオファーを受け、全日本チームのコーチに就任。96年アトランタ五輪へ向け、和田貴広・現日本協会専任コーチらを指導し、好成績を残した。

 1998年にロシアへ戻り、同国のコーチを経て米国ナショナルチームのコーチへ就任。アテネ五輪のあと、クラブチーム「サンキスト」のコーチを務めていた。


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