長尾武沙士(近大)が優勝…カナダ・カップ【2006年7月15日】


 西日本学生連盟の選抜チームが7月7〜8日、カナダ・グエルフで16か国が参加して行われた「カナダ・カップ」に出場。55kgの長尾武沙士(近大)が優勝した。

 ほかに、66kg級の増田和将(中京学院大)が4位、同級の松本大輝(徳山大)が5位、55kg級の大原淳哉(近大)が6位、74kg級の藤村勇喜(徳山大)が6位に入賞した。総合成績は5位。優勝はカナダだった。

 女子では48kg級に片渕有紀(同志社大)が出場したものの、上位入賞はならなかった。


 木下貴博監督(西日本学生連盟理事)の話「今回のカナダカップは参加選手及び参加国の双方において女子の方が上回っており、まさしく世界的な女子の普及の拡大を体感いたしました。日本選手にとってはアウェーの洗礼と体力面の違いを感じた大会でした。審判員の判定には露骨な地元有利な対応が、日ごろ日本国内のフェアーのジャッジを見ている私たちには我が目を疑うジャッジが多数ありました。

 他の種目でもいわれる事ですが、技術面では申し分なのですがフィジカル面で圧倒された場面が多くありました、圧倒的なパワーの前に技を跳ね返される場面が多数ありました。

 そんな中、昨年も参加していた経験が生き55kg級の長尾武沙士君(近大)が力に頼らず、後半に勝負をかけるスタイルがハマリ見事に優勝しました。他の選手も健闘したのですが、力技や、日ごろと勝手の違う試合に力を出し切れなかった場面も多数あったと思われます。

 今大会で正直一番印象に残ったのは、女子しか参加してませんが、7階級中4階級で優勝し、2階級で2位の中国です、パワー・スタミナ・闘争心 他国を圧倒していました、北京五輪へ向け脅威を感じずにはいられませんでした」



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