エジプトの五輪金メダリスト、イブラヒム・カラムがレスリング引退か?【2006年7月27日】





 米国のレスリングの情報サイト「Inter Mat」によると、04年アテネ五輪グレコローマン96kg級で優勝し、エジプトに1948年以来の、レスリングに限れば1928年以来の金メダルをもたらしたイブラヒム・カラムが、レスリングからの引退を考えているという。「エジプトのレスリング協会が自らの偉業を正当に評価してくれず、今後の選手活動をするうえで十分な支援がないため」と、本人のコメントをつけて掲載している。

 カラムはアテネ五輪で金メダルを取ったあと、プロに挑戦し、04年12月に日本で行われた「Dynamite!!」に出場した。今年3月にも日本で試合をする予定だったが、負傷を理由に急きょ出場をキャンセル。真偽は定かではないが、エジプト協会が出場を止めたからともうわさされていた。

 レスリングでは、昨年、今年とアフリカ選手権に優勝し、相変わらずの強さを見せていた。


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