ボリス・ムジコフ(山梨学院大)が重量級を制す…ドン・キホーテ杯全日本ビーチ選手権【2006年7月29日】


 第2回ドン・キホーテ杯全日本ビーチ選手権は7月30日、茨城・大洗サンビーチで行われ、ロシアから山梨学院大に留学しているボリス・ムジコフ(山梨学院大パンクラチオンチーム)がシニアの部重量級を制し、この部門の最優秀選手賞を獲得した。

 この日の大洗海岸は常時10m近い風が吹き、砂が吹き付ける悪コンディションだったが、当日エントリーを含めて250人を越える選手が参加。高田裕司専務理事は「優勝選手を将来的には世界ビーチ選手権へ派遣することも考えている」と話し、「いずれ世界的に広まるはず。もっと普及に力を入れていきたい。東京ででもやりたい」と今後のビジョンを掲げた。

 大会には、昨年に続いてアニマル浜口さん、アテネ五輪の女子代表選手4人のほかレスリング復帰を表明したばかりの山本“KID”徳郁選手(山梨学院大OB=KILLER BEE)、PRIDEで活躍している中尾“KISS”芳広選手(東洋大・自衛隊OB=フリー)がゲスト参加。決勝戦前には足の負傷で大事を取った伊調千春選手を除くアテネ五輪の女子3選手と山本選手、中尾選手が中学生や小学生選手を相手にエキシビションマッチをするなどして、大会を盛り上げた。

 表彰式には、PRIDEで活躍する柔道のバルセロナ五輪金メダリスト、吉田秀彦選手(吉田道場)も顔を見せ、プレゼンテーターを務めた。また、東京・阿部学院高OGで今年5月に歌手デビューした本村りみさんが美声を披露し、参加者や観客を楽しませた。

 各階級の成績は下記の通り。(?印は、当日の参加申し込みの理由により、日本協会で所属を把握しておりません。記録を将来に残すために、該当者は日本協会まで所属をご連絡くださるようお願いいたします。 wrestling@japan-sports.or.jp


 ◎男子

 【シニアの部】

 ▼軽量級 [1]沼尻健(国士大)、[2]桜木基暢(日大OB)、[3]伊藤雄大(山梨学院大パンクラチオンチーム)、鈴木隼人( ? )

 ▼中量級 [1]青山久志(東洋大)、[2]山本勝也(国士大)、[3]荒川翔( ? )、田中弘済(SKKC)

 ▼重量級 [1]ボリス・ムジコフ(山梨学院大パンクラチオンチーム)、[2]鴻巣晶俊(だっぺク)、[3]山縣養一(日大)、横井雅宏(東洋大)

 【高校生の部】

 ▼軽量級 [1]内田好明(鹿島学園)、[2]長谷川公俊(鹿島学園)、[3]大根田陸(宇都宮商)、高了優樹(鹿島学園)

 ▼中量級 [1]富永景太(土浦日大)、[2]中村広大(鹿島学園)、[3]谷島昭成(宇都宮商)、宮崎司(土浦日大)

 ▼重量級 [1]山本大輔(鹿島学園)、[2]斉藤裕哉(宇都宮商)、[3]入江泰久(宇都宮商、鈴木大樹(鉾田一)

 【中学生の部】

 ▼軽量級 [1]佐藤雄太(茨城・大島中)、[2]古谷和樹( ? )、[3]猪口龍一( ? )、黒沢翔(茨城・那珂湊中)

 ▼中量級 [1]岩渕尚紀(茨城・水戸大島中)、[2]野間一輝( ? )、[3]磯崎晴太( ? )、松浦光海(茨城・水戸常澄中)


 ◎女子

 【シニアの部】

 ▼軽量級 [1]北田佳代(ジェイロック)、[2]田代美樹子(だっぺク)、[3]松下昌子(代々木ク)、安藤優子( ? )

 ▼中量級 [1]坂川幸代(古賀塾)、[2]島田佳代子(日大)、[3]松川知華子(日大)、津田弥生(代々木ク)、

 ▼重量級 [1]五戸芳(ジェイロック)、[2]町田千明(太田章ク)

 【高校生の部】

 ▼軽量級 [1]石川秀美(土浦日大)、[2]小柳絵里(安部学院)

 ▼中量級 [1]鈴木綾乃(安部学院)、[2]新堀真奈美(土浦日大)、[3]羽成美貴(土浦日大)、津田香耶(安部学院)

 【中学生の部】

 ▼軽量級 [1]鈴木美織(松戸ジュニア)、[2]阿部千波(水戸市少年団)、[3]石川織英(水戸市ク)、逆井里奈(松崎ク)

 ▼中量級 [1]斉藤ほのか(松戸ジュニア)、[2]内藤万由子(松崎ク)、[3]鈴木麻梨乃(霞ヶ浦アンジュスポーツク)、


 《各部門・最優秀選手賞》

 ▼シニア男子 ボリス・ムジコフ(山梨学院大パンクラチオンチーム)、▼シニア女子 北田佳代(ジェイロック)

 ▼高校生の部男子 内田好明(鹿島学園)、▼高校生の部女子 鈴木綾乃(安部学院)

 ▼中学生の部男子 佐藤雄大( ? )、▼中学生の部女子 斉藤ほのか(松戸ジュニア)




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