男子グレコローマンの全日本チームが欧州遠征へ出発【2006年8月10日】





 男子グレコローマンの全日本チームが8月9日、トルコへ向けて出発した。首都アンカラで約2週間、トルコ、カザフスタンなどのチームと合宿する。その後、23日にポーランドへ移動し、24〜26日にワルシャワで行われる「ピトライスニスキ国際大会」へ出場。28日に帰国する。この大会へは昨年も参加している。

 伊藤広道監督(自衛隊)は、昨年の世界選手権で優勝選手も輩出しているトルコでの合宿について、「強くなるためには、強いところで練習を、の言い伝えを実践する。トルコだけでも層が厚いのに、カザフスタンも加わる。自分の実力をさらけ出して練習させる。絶対に得るものがあるはず」と話す。最後の仕上げとして出場する「ピトライスニスキ国際大会」は、毎年優勝選手の多くが世界選手権でメダルを取っているというハイレベルの大会。それだけに、勝利を目指して全力を尽くさせるという。他に、「ヨーロッパの審判のレフェリングをしっかりとチェックさせる」を課題として挙げた。

 嘉戸洋コーチ(日本協会専任コーチ)は「俵返しの強いトルコでの練習は得るものが多い。合宿の中で、外国選手相手の勝負を何度も経験させる」と、合宿でのスパーリングからして試合と同じ真剣勝負で臨ませたいという。

 遠征参加選手は下記の通り。60kg級の笹本睦選手(ALSOK綜合警備保障)は、所属の行事の関係でトルコでの合宿を終えたあと、帰国する。


 【役員】

 ▼監督 伊藤広道(自衛隊)、▼コーチ 嘉戸洋(日本協会専任コーチ)、▼トレーナー 宇野彰洋(グローバルスポーツ)

 【選手】

 ▼55kg級 豊田雅俊(警視庁)、平井進悟(ALSOK綜合警備保障)

 ▼60kg級 笹本睦(ALSOK綜合警備保障)

 ▼66kg級 飯室雅規(自衛隊)

 ▼74kg級 菅太一(警視庁)、鶴巻宰(国士大)

 ▼84kg級 松本慎吾(一宮運輸)

 ▼96kg級 加藤賢三(自衛隊)



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