佐藤吏(早大)が3連覇…全日本学生選手権(男子フリースタイル最終日)【2006年8月27日】
全日本学生選手権最終日は8月27日、大阪府堺市の金岡公園体育館で男子フリースタイルの決勝までが行われ、66kg級の佐藤吏(早大=右写真)が3連覇を達成し、3スタイルの最優秀選手に与えられる文部科学大臣杯を受賞。84kg級では、磯川孝生(拓大)がグレコローマンに続いて優勝し、堺市長杯を受賞した。
60kg級の高塚紀行(日大)、84kg級の松本真也(日大)、120kg級の北村克哉(専大)の世界選手権代表3選手は、全員が決勝で敗れた。高塚は湯元健一(日体大)に、松本は磯川に、北村は荒木田進謙(専大)に、いずれも6月の明治乳業杯全日本選抜選手権で決勝もしくはプレーオフで勝利した相手にリベンジされてしまった。
55kg級は稲葉泰博弘(専大)が勝ち、74kg級は工藤豪己(日大)、96kg級は東誠次(立命館大)がそれぞれ勝った。
フリースタイルの優秀選手賞には、60kg級優勝の湯元が選出された。最短フォール賞は74kg級の伊藤潤哉(日大)、最多フォール賞は66kg級の林田重吾(専大)で、2試合にフォール勝ち。全体として熱戦続きだったことがうかがえる。
各階級の成績は下記の通り。
(撮影=増渕由気子)
一覧表 | 55kg級 | 60kg級 | 66kg級 | 74kg級 | 84kg級 | 96kg級 | 120kg級 | 個人賞 |
◎男子フリースタイル
【55kg級】
▼準決勝
稲葉泰弘(専大)○[2−0]●湯元進一(拓大)
富岡直希(日体大)○[2−1]●藤元愼平(早大)
▼決勝
稲葉泰弘(専大)○[2−0]●富岡直希(日体大)
【60kg級】
▼準決勝
高塚紀行(日大)○[2−1]●菊地憲(日体大)
湯元健一(日体大)○[2−0]●奥川智史(明大)
▼決勝
湯元健一(日体大)○[2−1]●高塚紀行(日大)
【66kg級】
▼準決勝
佐藤吏(早大)○[2−0]●井上真彰(山梨学院大)
藤本浩平(拓大)○[2−1]●米満達弘(拓大)
▼決勝
佐藤吏(早大)○[2−0]●藤本浩平(拓大)
【74kg級】
▼準決勝
秋本直樹(日大)○[2−0]●大月葵斐(早大)
工藤豪己(日大)○[2−0]●尾崎秀典(群馬大)
▼決勝
工藤豪己(日大)○[2−1]●秋本直樹(日大)
【84kg級】
▼準決勝
松本真也(日大)○[2−0]●伊藤拓也(早大)
磯川孝生(拓大)○[2−0]●山縣養一(日大)
▼決勝
磯川孝生(拓大)○[2−0]●松本真也(日大)
【96kg級】
▼準決勝
坂本憲蔵(日本文理大)○[2−0]●山口竜志(拓大)
東誠次(立命館大)○[2−0]●木暮僚太(山梨学院大)
▼決勝
東誠次(立命館大)○[2−0]●坂本憲蔵(日本文理大)
【120kg級】
▼準決勝
北村克哉(専大)○[2−0]●秋山智史(山梨学院大)
荒木田進謙(専大)○[2−1]●桜井紀宏(日体大)
▼決勝
荒木田進謙(専大)○[2−0]●北村克哉(専大)
《個人賞=フリースタイル》
▼優秀選手賞 湯元健一(日体大)、▼最短フォール賞 伊藤潤哉(日大)12秒、▼最多フォール賞 林田重吾(専大)2試合
《個人賞=全体》
▼文部科学大臣杯 佐藤吏(早大=フリースタイル66kg級優勝)、▼堺市長杯 磯川孝生(拓大=両スタイル84kg級優勝)