エストニアから初の世界王者が誕生…世界選手権第2日【2006年9月26日】
世界選手権第2日は9月26日、中国・広州の天河体育館で男子グレコローマン3階級が行われ、96kg級でヘイキ・ナビ(エストニア)が優勝。1991年のソ連から独立以降、同国に史上初めての金メダルをもたらした。
74kg級は2000年世界ジュニア王者(69kg級)のウラジーミル・シャツキク(ウクライナ)が04年アテネ五輪2位のマーコ・イェルハンヌクセラ(フィンランド)を破って優勝。
84kg級はモハマド・ファタ(エジプト)が勝った。ファタは04年アテネ五輪で審判へ暴言を吐いて失格となり、順位をはく奪されていた。今回はスポーツマンシップを遵守し、汚名を返上した。
各階級の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【74kg級】
▼3位決定戦
Kvirkvelia, Manuchar(グルジア)○[2−1]●Dantzler, Thomas Curtis(米国)
Madsen Overgaard, Mark(デンマーク)○[2−0]●Schneider, Konstantin(ドイツ)
▼決勝
Shatskikh, Vladimir(ウクライナ)○[2−0(2-1,3-0)]●Yli-Hannuksela, Marko(フィンランド)
【84kg級】
▼3位決定戦
Mishin, Alexej(ロシア)○[2−1]●Khasaia, Badri(グルジア)
Tahmasebi, Hassan(イラン)○[2−0]●Nurmela, Kim-Jussi(フィンランド)
▼決勝
Abd El Fatah, Mohamad(エジプト)○[2−1(@-1,1-@,@-1)]●Avluca, Nazmi(トルコ)
【96kg級】
▼3位決定戦
Dinchev, Kaloian(ブルガリア)○[2−0]●Batura, Andrej(ベラルーシ)
Yerlikaya, Hamza(トルコ)○[2−0]●Nozadze, Ramaz(グルジア)
▼決勝
Nabi, Heiki(エストニア)○[2−0(@-1,@-1)]●Svec, Marek(チェコ)