松本真也(日大)、2勝するも準々決勝で敗退…世界選手権第4日【2006年9月28日】






 世界選手権第4日は9月28日、中国・広州の天河体育館で男子フリースタイル3階級が行われ、84kg級の松本真也(日大)が2勝を挙げて3回戦(準々決勝)へ進んだものの、ザウルベック・ソキエフ(ウズベキスタン)に0−2で黒星。ソキエフが決勝へ進めなかったため、敗者復活戦へ回れなかった。最終の順位は10位。

 66kg級の小島豪臣(周南システム産業)は初戦で勝ったあと、2回戦で昨年欧州3位のアンドリー・スタドニク(ウクライナ)に敗戦。74kg級の小幡邦彦(ALSOK綜合警備保障)は、初戦で昨年の世界ジュニア王者のミハイル・ゲネフ(ブルガリア)に敗れ、ともに相手が決勝へ残れず、敗者復活戦へ回れなかった。

 各階級の成績は下記の通り。


 ◎男子フリースタイル

 
【66kg級】小島豪臣(周南システム産業)      15位=35選手出場


1回戦 ○[2−0(TF6-0=1:47,TF6-0=1:58)] Balashi Gentian(豪州)

 《1P》小島が40秒に片足タックルで先制し、1分すぎにも2点となるタックル。最後は正面からのタックルで3点を取り、テクニカルフォールとした。

 
《2P》小島は脚をかけてのタックルで1点を取り、中盤にもバックを取って2−0。そのままひざを折ってのまたさきで攻め、5−0へ。終了間際にタックルを決めて6−0とした。

2回戦 ●[0−2(1-3,0-6)] Stadnik Abdriy(ウクライナ)

 《1P》開始早々にバックを取られた小島は、ローリングを受けて0−3へ。1分10秒、組み合ってから片足を取り1点を返したが、そこまでだった。

 
《2P》前半、相手を動かした小島だが、0分50秒、右脚を取られてテークダウンを奪われ3失点。グラウンドの攻撃を受け、、0−6とされた。


 【74kg級】小幡邦彦(ALSOK綜合警備保障)      21位=35選手出場


1回戦 BYE

2回戦 ●[1−2(1-0=2:09,0-2,0-1)] Ganev Mihail(ブルガリア)

 《1P》一進一退のままともにポイントがなく0−0。コイントスで勝った小幡が、確実にテークダウンを決めた。

 
《2P》小幡は1分5秒、うまく回り込まれて1点を失う。反撃のタックルは足首をもたれて逆にバックをやってしまい、0−2へ。

 
《3P》お互いにポイントが取れなかったが、終盤、小幡が右脚を取られて回り込まれ、痛恨の1点を失った。


 【84kg級】松本真也(日大)      10位=31選手出場


1回戦 ○[2−0(Bbig-3,3-1)] Gattsiev Soslan(ベラルーシ)

 《1P》松本が開始早々に正面からタックル。相手の苦しまぎれのタックル返しを押さえて3点を獲得。その後、場外へ押し出されるなど1点を3度取られてしまったが、ビッグポイントの差でこのピリオドを取った。

 
《2P》タックルへいった松本。相手はがぶってがぶり返しを狙ったが、松本がかわししてバックを取って1点。1分30秒にも、同じような体勢からがぶり返しを仕掛けられたが、松本が体をあずけて2点を取り、3−0とした。

2回戦 ○[2−0(1-0=2:04,5-4)] Bogdanov Dejan(マケドニア)

 《1P》2分間の攻防は0−0。コイントスで勝った松本は、確実に場外へ押し出した。

 《2P》開始早々に片足タックルとローリングで攻めた松本は、体を入れ替えられて3−1。片足タックルへ行ったが、カウンターを受けて自分の背中からマットへ落ち3−4と逆転された。しかしラスト30秒、タックルで場外へ出し、終了間際にも片足タックルから反対の脚を払い、ラスト3秒に5−4とした。

3回戦 ●[0−2(0-1,0-4)] Sokhiev Zaurbek(ウズベキスタン)

 《1P》お互いに攻めあぐんだあと、1分30秒、松本は片足タックルからバックを取られ、0−1とされた。

 《2P》タックルで攻めた松本だが、後ろへ回られ、こらえたところをバック投げ気味に後方へ投げられた。3失点。反撃してタックルで攻めたものの、かわされてさらに1点を失った。



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