3選手優勝、関係者の声【2006年9月30日】






 坂本真喜子選手(日登美の妹=右写真の左「去年は姉と一緒に出たけど、今年は私が負けて出られず、姉につら思いをさせてしまいました。51kg級で最後の試合になり、忘れられない世界選手権になったと思います。姉の姿を追って頑張ります」

 
藤川健治コーチ(自衛隊)「去年、ここ(世界選手権)で復活優勝を遂げ、それから1年。止まることなく、進化してきました、スピードも、パワーも、テクニックも。あの涙は、今までのすべての思いが詰まった涙だと思います。女子51kg級の歴史に、間違いなく名を刻むことができました。今度は55kg級に挑戦です。山は高いけど、かけるだけの価値のある挑戦です」

 
栄和人監督(中京女大職、吉田沙保里の偉業について)「指導を引き受けた時は、オリンピックの優勝だってはっきりした形にはなっていなかった。それが、こんな大記録(101連勝、5度目の世界一)をつくってくれるなんて…。いろんな記録の目標が出てきて、それらが2人の励みになっていった。指導者冥利(みょうり)に尽きる」

 
大橋正教・ALSOK綜合警備保障監督「優勝、そして101連勝、おめでとう。決勝戦は気合も十分に入って、一番試合内容がよかった。1大会で、(伊調千春とともに)2つの金メダルは綜合警備保障で初めてのこと。帰国して、会社をあげて盛大な祝勝会を開きます」

 
吉田幸代さん(沙保里選手の母=左写真「くじ運が悪く、きのう(抽選の日)は、ちょっと不安そうな顔だったんです。あんな不安げな顔は久しぶりに見ました。自分も夜、寝られませんでした。でも、きょうは気持ちを切り替えて落ち着いてやっていましたね。口には出さないけど、プレッシャーはあると思います。でも、どんな時でも攻撃する気持ちが体で覚えているのだと思います。5歳のときに試合で負けて、優勝選手のメダルを欲しいって泣いていたことを思い出します。北京オリンピックまで無敗で進んでほしいと思います」


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