【特集】「世界で2番目なんだから!」…母・浜口初枝さん【2006年10月1日】





 レスリングの会場ではすっかりお馴染みになった浜口京子選手の応援団。28日から続々と広州に集まって今大会に臨んだという。

 決勝戦前には、父であるアニマル浜口さんが応援団の前に立って「最後の1試合、応援団の皆さんの力の限りの応援で浜口京子を勝たせて下さい」と頼み、「気合だー!気合だー!気合だー!」と応援に弾みをつけた。

 そして始まった試合中は、太鼓の音とともに大応援。浜口選手が劣勢の時は「京子―!まだまだ落ち着いて」と励まし、「回れ、回れ。落とせ、動かせ」と浜口選手の動きに合わせて激を飛ばしていた。ピリオド間の休憩の30秒間にも「いいよ、後半いいよ。落ち着いていけ。相手バテてるから」とアドバイスを送った。

 しかし、第3ピリオドをテクニカルフォールで負けてしまった後、その中でもひと際声が通っていた母・初枝さん
(右写真の左側)は涙を流す娘に向かって「良くやった。顔を上げろ」と励ました。さらに負けてしまったことで言葉を詰まらしているアニマル浜口さんに対しても、「世界で2番なんだから、お父さん、がっかりすることないじゃない。やるのは京子で、一生懸命したんだからいいじゃない」と励ました。

 弟の剛
(右写真の右側)さんも「よく頑張ったね、と声をかけてあげたいです」と言い残し、応援団と共に引き上げていった。
(左写真=銀メダルに終わったまな娘をねぎらい、励ます浜口夫妻)

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