男子は2007年世界選手権メダル獲得で五輪代表に内定【2006年10月30日】






 日本協会の強化委員会の会合が10月29日、東京・国立スポーツ科学センターで行われ、男子は2007年の世界選手権(9月、アゼルバイジャン・バクー)でメダルを獲得し、その後の全日本選手権(12月)に出場すれば2008年北京五輪の日本代表に決定することを決めた。

 世界選手権でメダルは取れなかったものの、5〜8位となって五輪出場資格を取った選手は、その後の全日本選手権で優勝すれば五輪代表に決定。別の選手が優勝した場合は、プレーオフを行って代表を決める。

 女子については前記の方法を採用せず、今後、引き続き検討していくことになった。

 2008年北京五輪の出場資格は、下記の方法によって決まる。資格は個人に与えられるが、各NOC(日本の場合は日本オリンピック委員会)には選手を交代する権限が与えられているので、実質的にはNOC、すなわちレスリング協会に与えられていると考えていい。


 【男子】(各階級19選手)

(1)2007年世界選手権で8位以内の選手

(2)2008年の欧州・アジア・北中南米・アフリカの各大陸選手権で、前項で出場資格を獲得した国を除いて最高の成績を残した選手各1名

(3)2008年春に実施する第1次五輪選考トライアルで4位以内の選手。前項1、2で資格を獲得できなかった国の選手で実施する。

(4)2008年春に実施する最終五輪選考トライアルで3位以内の選手。前項1〜3で資格を獲得できなかった国の選手で実施する。

 
【女子】(各階級16選手)

(1)2007年世界選手権で8位以内の選手

(2)2008年の欧州・アジア・北中南米・アフリカの各大陸選手権で、前項で出場資格を獲得した国を除いて最高の成績を残した選手各1名

(3)2008年春に実施する第1次五輪選考トライアルで2位以内の選手。前項1、2で資格を獲得できなかった国の選手で実施する。

(4)2008年春に実施する最終五輪選考トライアルで2位以内の選手。前項1〜3で資格を獲得できなかった国の選手で実施する。



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