ALSOK綜合警備保障が名古屋市で盛大に優勝祝賀会を開催【2006年11月1日】





 今年の世界選手権で4連覇を達成し、アテネ五輪を含めて5年連続世界一に輝いた女子55kg級の吉田沙保里選手と3年ぶり2度目の世界一に輝いた48kg級の伊調千春選手のALSOK綜合警備保障による優勝祝賀会が10月31日、名古屋市の名鉄グランドホテルで行われ、同社社員を中心に約320人が出席し、2人の快挙を祝った。

 祝賀会に先立ち、2人の会見と、吉田選手と同じくアテネ五輪を含めて5年連続世界一に輝いた女子63kg級の伊調馨選手(中京女大)の入社内定会見が行われた。

 吉田選手は、いつも通り「北京オリンピックまで無敗で勝ち続け、オリンピック2連覇を達成したい」と宣言し、12月のアジア大会についても「絶対に優勝という気持ちです」と話した。伊調千春選手は「去年は悔しい1年を送った。北京オリンピックでの姉妹優勝へ向けて、この勢いを続けたい。世界選手権で勝っても、アテネで負けたリベンジにはならない。オリンピックで勝ってこそリベンジです」と話し、アジア大会については「優勝というより、取り組んでいる頭が中に入る片脚タックルをしっかり決めたい」という。

 中京女大の谷岡郁子学長とALSOK綜合警備保障レスリング部の川上修由部長にはさまれて会見した伊調馨選手は「兄と姉がお世話になっていて、吉田沙保里選手もいる。柔道など他のスポーツにも世界のトップ選手がいるので、その中で練習したいと思い、お世話になることにしました」と、入社を決めた経緯を説明。世界選手権では決勝で地元中国の許海燕(シュ・ハイヤン)に勝って優勝したが、「許海燕とは1勝1敗。アジア大会で勝って、やっと勝ったといえる。いつも許海燕と闘うことをイメージして練習しています」と、アジア大会での“決着戦”へ向かう気持ちを話した。

 3年連続で強豪選手をALSOK綜合警備保障へ送った谷岡学長は「末娘もついに出ていくようなもの。一抹の寂しさがありますが、練習は中京女大で続けさせてくれる。これからも見守り続けたい」と話し、「綜合警備保障さんには、死んでもレスリング部をつぶすな、と言います」と話して報道陣を笑わせた。


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