【報告】FILA国際スポーツ・メディカル・シンポジウム【2006年11月14日】

中嶋耕平(日本協会スポーツ医科学委員会)


【日本からの出席者】増島 篤(FILAメディカル&アンチドーピング委員会委員、日本協会スポーツ医科学委員会)
             中嶋耕平(日本協会スポーツ医科学委員会)



 11月10〜11日にアフリカ北部の国、チュニジアのチュニスにおいて開催された「International sports medecin symposium of FILA」に出席いたしました。

 会期は2日間。レスリングに関する医科学関連の演題計16題が発表され、日本からは中嶋耕平が日本国内におけるレスリング選手の整形外科的障害・外傷の頻度、およびその対応や治療内容について、主に国立スポーツ科学センター(JISS)での診療データをもとに発表しました。

 海外からの発表では、整形外科関連以外にもアンチドーピングに関する報告や提言、呼吸器系、循環器系、栄養学(減量を含む)に関する報告があり、FILAのメディカル委員会からは、レスリング選手やコーチに対する医学教育プログラム作成の提言、国際大会のメディカルチェック体制の充実策として、現行のFILA手帳の改訂や規定の変更が議論されました。




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