王旭(中国)D・マンスロフ(ウズベキスタン)らが出場へ…アジア大会エントリー状況(2)【2006年12月1日】






 2006年アジア大会(レスリング競技=12月9〜11・13〜14日、カタール・ドーハ)のエントリー状況がより詳しく判明した。

 注目の女子の中国は、当初は16選手がエントリーしていたが、ここにきて各階級に出場すると思われる選手が分かり、72kg級には予想通りアテネ五輪72kg級金メダリストの王旭
(右写真)が出場してくる。しかし、48kg級は昨年の世界チャンピオンの任雪層ではなく、今年4月のアジア選手権で3位に入った黎笑媚となった。

 55kg級は、昨年は55kg級で、今年は59kg級で世界2位になった蘇麗慧、63kg級は前回の02年釜山大会で伊調馨を破った許燕海。カザフスタンの女子55kg級には、アテネ五輪同級にロシア代表として出てきたオルガ・スミルノバが国籍を変えてエントリーしている。

 男子フリースタイルでは、55kg級に03・05年世界チャンピオンのディルショド・マンスロフ(ウズベキスタン=
左写真)が出場。前回大会に続いての連覇を目指す。60kg級は世界王者のセイェド・ムラド・モハマディ(イラン)が出てくる。66〜84kg級にも、イランや旧ソ連の世界トップランカーで出てくるので、日本選手はかなり厳しい闘いを強いられそうだ。

 グレコローマンでは、55kg級で2年連続世界チャンピオンになったハミド・スーリアン・レイハンプール(イラン)はエントリーに名前がなく、今年の世界ジュニア選手権2位のジェイシン・アミリが出てくる。74kg級には、1階級アップしたと思われたアテネ五輪王者のアレクサンダー・ドクトゥルシビリ(ウズベキスタン)が出場する。

 今年9月に中国グレコローマンで初の世界王者になった66kg級の李岩岩は出場しないが、この階級を含め、どの階級にも昨年、ことしの世界2、3位の選手が出場するので、勝ち抜くには世界トップレベルの実力が必要だ。

 ※階級の出場予想選手、および見どころは、ここをクリック


《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》