アマに挑戦したプロ選手【2006年12月29日】






 2006年度の天皇杯全日本選手権(2007年1月26〜28日、東京・駒沢体育館)に、山本“KID”徳郁(KILLER BEE=山梨学院大OB)と宮田和幸(フリー=日大)の2人のプロ選手が参加することになった。

 レスリングのプロアマ・オープン化は、1986年に世界のスポーツ界の流れに合わせ、日本が国際レスリング連盟(FILA)に申請。同年、「国内大会で事前に国際レスリング連盟の承認のある場合に限り」という注釈がつきながらも、プロアマがオープンとなった(完全オープン化は1992年、参考記事 ⇒ クリック)。

 以後、日本では3人(のべ4人)がアマの大会に復帰参戦しているが、最初の谷津嘉章以外は、ルールの違いもあって厳しい洗礼を受けている。

 女子では、1993年全日本選手権にジャガー横田、1997年全日本社会人選手権に藪下めぐみ、飯塚昌美、藤原和子、高橋洋子、1999年全日本選手権に中西百重(以上プロレスラー)、2003年ジャパンクイーンズカップに石原美和子(プロ格闘家)が参戦しているが、いずれも優勝できなかった。

 過去、男子でアマに挑戦したプロ選手は下記の通り(アマ選手がプロの試合に単発で出場し、その後、アマに出場したケースを除く)


 ◎プロ選手のアマ大会への出場成績

 《谷津嘉章(ジャパンプロレス)》

 【1986年全日本選手権フリー130kg級】

1回戦 ○[警告、5:34]猿田充(山梨県民スポーツ事業団)
2回戦 ○[フォール、0:58]三田晴康(日体大)
3回戦  BYE
4回戦 ○[フォール、0:52]奈良英則(日大)
5回戦 ○[警告、3:50]浅井功(日体大)


 《石沢常光(新日本プロレス)》

 【1993年アジア選手権代表選考会フリー90kg級】

2回戦(初戦)   ○[Tフォール、3:57=10-0]大村達哉(長崎・島原高教)
3  回  戦   ●[2−3]藤田和之(日大)
敗者復活1回戦 ○[Tフォール、3:00=11-0]小玉康二(高知・室戸高教)
敗者復活2回戦 ●[フォール、4:25=3-7]菅原文太(大東大)
5・6位決定戦  ●[不戦敗]平野准矢(国士大)

 【1993年世界選手権代表選考会フリー90kg級】

1回戦 ●[3−4]菅原文太(大東大)


 《浜中和宏(猪木事務所)》

 【2004年天皇杯全日本選手権フリー84kg級】

1回戦 ●[0−2(1-4,3-5)]柴田寛(徳山大職)



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