【特集】2005年世界選手権 華麗なる闘いの跡  笹本睦のエスケープ


 ピリオド・スコア1−1のあとの第3ピリオド。笹本は先の攻撃権でローリングなどを決め、5−0とリードした。防御の30秒、守り切れば勝利だが、5点となるリフト技を決められたらテクニカルフォールで終わり。

 シャフツォフは俵返しで笹本を肩まで持ち上げた。万事休す…と誰もが思った直後、笹本が信じられないような粘りで脱出し、0点に押さえて薄氷を踏む思いながら勝った。すばらしい粘りだった。



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