【特集】2005年世界選手権 華麗なる闘いの跡 マンスロフのエスケープ
フリースタイル55kg級は、03年世界選手権に続いてディルショド・マンスロフ(ウズベキスタン)が優勝。準決勝で闘った松永共広は、何度か“あと一歩”のところまで攻め込んだが、いずれも逃げられ、ポイントを挙げることができずに敗れた(0−1、0−1)。その頂たるエスケープ劇が第2ピリオド前半のこのシーン。
松永がここまで攻め込みながらポイントにつなげられない選手は、世界にそう多くはいまい。これぞ世界チャンピオンの粘り!
タックルを受けてしまったマンスロフは、松永の足首を取りにいった。 | 松永が立ち上がるとタイミングよく前へダッシュ。まず右脚を切り、さらに思い切って前へ出る。 | 脱出終了。松永はしばしあ然。 |