【特集】2005年世界選手権 華麗なる闘いの跡  松永共広のタックル返し(2)


 松永共広(ALSOK綜合警備保障)はレネ・モンテロ(キューバ)戦の第3ピリオドの勝負どころでも、相手の正面タックルで絶体絶命のピンチを迎えながら、信じられないような粘りで両者2点へ持ち込み、立ち上がりざま、大外刈りを決めて決勝ポイントを獲得している。最初のポイントが0−2だったなら、勝利を手にすることができなかった。

 起死回生のタックル返しを紹介する。

正面から両足タックルを受けて尻もちをついてしまった松永。しかし相手の胴をがっちりと巻き、力の限りタックル返し。

最後はバックを取られた松永。松永の2−1でもよさそうだが、おそらく最初の尻もちで1点を奪われたのだろう。長いビデオチェックの末に両者2点へ。



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