【特集】2005年世界選手権 華麗なる闘いの跡 松永共広のタックル返し(1)
両スタイルの日本男子選手の中で最高の成績を残したのが、フリースタイル55kg級の松永共広(ALSOK綜合警備保障)。コーチ陣からは「脚をさわられすぎだ」という厳しい声が飛んだが、タックルを受けてしまっても、ぎりぎりのところでこらえ、タックル返しで失点を最小限に抑える技術は大きな財産。両者2点となっても、0−2とされるよりはまし。このカウンター技術は、大接戦となった試合で大いに役立ちそうだ。
2回戦、02年世界王者のレネ・モンテロ(キューバ)戦で見せた華麗なるタックル返しを紹介。
横から攻められた松永。体を返され2点を失ったが、体を預けて逆転を狙う。 | 相手の両腕を決めて一回転。相手の両肩がマットへ向き、松永が2点を獲得。 | 両者2点へ。普通の選手なら0−2。 |