鶴巻宰(国士大)がV2で文部科学大臣杯…全日本学生選手権最終日




 全日本学生選手権第2日は8月31日、東京・駒沢体育館で男子グレコローマンの1回戦から決勝までが行なわれ、84kg級で昨年の全日本王者の鶴巻宰(国士大)が勝ち、両スタイルの最優秀選手に贈られる文部科学大臣杯を受賞した。鶴巻は昨年の74kg級に続いて2年連続優勝。

 66kg級の江藤紀友(拓大)も昨年に続いて2年連続優勝を達成し、拓大はほかに74kg級の岡本鉄平と96kg級の山口竜志が勝ち、3階級で勝った。

 55kg級は長谷川恒平(青山学院大)が勝ち、グレコローマンでは同大学として5年ぶり3人目の優勝。60kg級は松本隆太郎(日体大)、120kg級は社藤哲也(日体大)が勝った。

 各階級の成績は下記の通り。


 文部科学大臣杯・鶴巻宰選手の話「決勝の前に勝ったら文部大臣杯があるから、とちょっと考えましたね。ユニバーシアードのあと、疲れをとって、持ち上げの練習を積んできました。そのせいか持ち上げはうまくいきました。勝ってうれしいという気持ちはありますが、斎川君(哲克=日体大、昨年優勝)や磯川君(孝生=拓大)が棄権しているので、全日本大学グレコ選手権が勝負ですね」



《各階級優勝選手》
55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級 全選手

最短
フォール賞
最多フォール賞
優秀選手賞
文部科学
大臣杯


 ◎男子グレコローマン

 【55kg級】

 ▼準決勝
藪内正則(日体大)○[2−0]●西森啓太(拓大)
長谷川恒平(青山学院大)○[2−1]●倉本一真(拓大)

 ▼決勝
長谷川恒平(青山学院大)○[フォール2P0:51]●藪内正則(日体大)


 【60kg級】

 ▼準決勝
松本隆太郎(日体大)○[2−0]●渡辺浩司(日体大)
岩崎健太(専大)○[2−1]●北岡秀王(日体大)

 ▼決勝
松本隆太郎(日体大)○[2−0]●岩崎健太(専大)


 【66kg級】

 ▼準決勝
江藤紀友(拓大)○[2−0]●板倉史也(青山学院大)
小林威仁(早大)○[2−0]●藤山慎平(日体大)

 ▼決勝
江藤紀友(拓大)○[警告勝ち]●小林威仁(早大)


 【74kg級】

 ▼準決勝
後藤秀樹(日体大)○[2−0]●倉谷修平(日体大)
岡本鉄平(拓大)○[フォール2P2:00]●森康記(山梨学院大)

 ▼決勝
岡本鉄平(拓大)○[警告勝ち]●後藤秀樹(日体大)


 【84kg級】

 ▼準決勝
鶴巻宰(国士大)○[2−0]●矢野将章(専大)
伊藤拓也(早大)○[2−0]●沖村雄治(日本文理大)

 ▼決勝
鶴巻宰(国士大)○[2−0]●伊藤拓也(早大)


 【96kg級】

 ▼準決勝
山口竜志(拓大)○[2−0]●石沢幸佑(日体大)
曽我部健(国士大)○[フォール、1P1:29]●子本真照(青山学院大)

 ▼決勝
山口竜志(拓大)○[警告勝ち]●曽我部健(国士大)


 【120kg級】

 ▼準決勝
社藤哲也(日体大)○[フォール、1P1:24]●桜井紀宏(日体大)
丸山秀樹(東農大)○[フォール、1P1:20]●中村淳志(拓大)

 ▼決勝
社藤哲也(日体大)○[2−1]●丸山秀樹(東農大)




《前ページへ戻る》