坂本真喜子・日登美が3回戦進出…世界選手権第3日午前
2005年世界選手権第3日は9月28日、ハンガリー・ブダペストのブダペスト・スポーツ・アリーナで男子フリースタイル1階級と女子2階級が行なわれ、女子48kg級の坂本真喜子(和光ク)と51kg級の坂本日登美(自衛隊)が1、2回戦を勝ち抜き3回戦へ進んだ。
3回戦で、坂本真は03年51kg級世界3位のジェニー・ウォン(米国)と、坂本日は03年世界5位の文菊玲(ウェン・ジュリン=中国)と対戦する。
男子130kg級の田中章仁(FEG)は初戦でトビンシントル・エンフトヤ(モンゴル)に1−2で判定負け。エンフトヤが次の試合で負けたため、敗者復活戦への道を断たれた。
試合結果は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)
◎男子フリースタイル
【120kg級】田中章仁(FEG) 27選手出場
1回戦 ●[1−2(1-@Last,3-0,1-2)] Tuvshintugs Enkhtuya(モンゴル) |
《試合経過》
【1P】タックルで1点を先制した田中。しかしラスト1秒、相手のタックルで場外で出てしまい、痛恨の1失点。1−1ながらラストポイントで落とした。
【2P】相手がタックルにくるところを、田中が飛行機投げでうまく返して3点。このポイントを守り切った。
【3P】中盤、田中がバックを取られて1失点。1分20秒にも1点を加えられ、最後にタックルで1点を返したが、追いつかなかった。
◎女 子
【48kg級】坂本真喜子(和光ク) 26選手出場
1回戦 ○[2−1(2-1,1-@Last,5-0)] Anne-Catherine Deluntsch(フランス) |
《試合経過》
【1P】タックルを仕掛け、いい体勢までいきながら向かい合われた坂本。しかし、そこからしつこく攻めて1点を取った。中盤、がぶられてバックに回られて1点を失ったが、ラスト15秒、1点を取って突き放した。
【2P】開始10秒、坂本が正面タックルで1点を先制。そのままのスコアで試合が進んだが、ラスト17秒、痛恨の1失点。1−1とされ、ラストポイントによってこのピリオドを落とした。
【3P】45秒で1点をリードした坂本は、中盤にもバックを取り、横崩しで2+1点を加え、5−0として勝った。
2回戦 ○[フォール2P0:56(2-0,F0:56=4-0)] Sigrun Dobner(ドイツ) |
《試合経過》
【1P】坂本が前半で1−0とリードし、ラスト20秒にも1点を加えて2−0で勝った。
【2P】開始から10秒でバックを取った坂本。腕をとってフォールを狙い、やや時間がかかったが、相手の両肩をしっかりマットにつけた。
【51kg級】坂本日登美(自衛隊) 22選手出場
1回戦 ○[フォール1P1:31(F1:31=6-0] Rivera Livants(プエルトリコ) |
《試合経過》
【1P】坂本が開始から15秒、タックルで1点を先制。小刻みにタックルを決め、4度目のタックルからフォールの体勢へ持ち込み、そのままフォールした。
2回戦 ○[フォール2P0:43(6-0、F0:43=3-0)] Dinara Mirzaeva(ウズベキスタン) |
《試合経過》
【1P】30秒でバックを取り1点を先制した坂本が、その後2度、テークダウンを奪い、最後はニアフォールの2+1点を加えて6−0でこのピリオドを取った。
【2P】坂本が相手の横から攻めて1点を取り、もう1点を取ったあとフォールを決めた。