【特集】高田裕司・専務理事、富山英明・強化委員長の話


 日本協会・高田裕司専務理事 坂本日登美選手の良さは、世界の頂点に上り詰め、逆にどん底に落ち、そこからはい上がったことだ。柔道の薪谷選手もけがを乗り越えて世界一になったけど、坂本選手の場合は、けがというより精神的なつまずきを乗り越えての復活。単にけがからの復活というより、すばらしいと思う。テレビの解説をしながら感無量になりましたよ。他選手を大きく離しているけど、中国だけは要注意。必ず上がってくるよ。

 
日本協会・富山英明強化委員長 心身ともにどん底に落ち、そこからはい上がっての優勝に敬意を表したい。地獄を見た人間は本当に強い。それを感じさせる完全優勝だった。思い切りのいいタックルはあるし、技術もすごいが、苦しみの中からはい上がった強さだと思う。中国に勝った段階で九分九厘、優勝を確信した。来年以降の連覇を期待したい。真喜子選手はけがをしている状態でも銅メダルを取ってくれた。これを機にまた頑張れると思う。




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