松本慎吾(一宮運輸)は準々決勝敗退…世界選手権第6日午後
2005年世界選手権第6日は10月1日、ハンガリー・ブダペストのブダペスト・スポーツ・アリーナで男子グレコローマン3階級の決勝までが行なわれ、3回戦を突破した84kg級の松本慎吾(一宮運輸)は、4回戦(準々決勝)でアテネ五輪6位のオレクサンドル・ダラガン(ウクライナ)に1−2で敗れた。ダラガンが次の試合で敗れたため、敗者復活戦へは回れなかったが、8位となり、4度目の世界選手権で最高の成績をマークした。
66kg級の飯室雅規(自衛隊)は敗者復活戦へまわれずに終わった。(撮影=矢吹建夫)
◎男子グレコローマン
【84kg級】松本慎吾(一宮運輸) 8位=39選手出場
4回戦 ●[1−2(TF1:05=5-0,1-1Last,0-4)] Oleksandr Daragan(ウクライナ) |
《試合経過》
【1P】スタンド戦は0−0。グラウンドの攻撃権を得た松本は、豪快な5点リフト技を決めてテクニカルフォール勝ち。
【2P】四つに組まれてピンチを迎えた松本は、巻き投げで脱出。0−0でグラウンド戦へ。先に守った松本は、立ち上がって離れ、30秒をしのいで相手に警告(1−0)。しかし自らの攻撃でもポイントを挙げられず、1−1のラストポイントでこのピリオドを落とした。
【3P】スタンド戦は0−0。防御となった松本は、立ち上がって向かい合ったが体勢が悪く、背中からマットに落ちた。フォールは免れたが、0−3。攻撃では30秒間をしのがれ、万事休した。