ALSOK綜合警備保障で伊調千春選手の入社内定記者会見





 ALSOK綜合警備保障は11月24日、都内の本社で来春に入社が決まったアテネ五輪女子48kg級銀メダリストの伊調千春選手(中京女大)の入社内定記者会見を行なった。

 伊調選手は「岩間怜那選手や吉田沙保里選手から練習環境などを聞いていた。全面的に支援してくれる会社であり、夢を追い続けられる環境にあるので、お世話になることを決めた。北京五輪に向けて全力で打ち込める環境が見つかってうれしい。北京五輪での姉妹優勝を目指して頑張りたい」とあいさつ。今年は51kg級で闘っていたものの、北京五輪の女子が4階級実施と決まり、いずれ48kg級へ戻すことになるが、来月21〜23日の天皇杯全日本選手権(東京・代々木第二体育館)は「(どちらの階級に出るか)迷っている。申し込み締め切りの11月30日までに決めます」という。

 同社の川上修由レスリング部部長は「アテネ五輪を超える代表選手数を輩出し、日本レスリング界の好成績に寄与したい」と、社としての全面的バックアップを話し、大橋正教監督は「去年の全日本選手権は4人が優勝した。今年は在籍している6選手のほか、伊調選手にも優勝してもらって7階級制覇を目指す」と力強く宣言。同席した兄の伊調寿行コーチも「妹をよろしく」とあいさつした。
(写真は、左から川上部長、伊調選手、大橋監督)

 同社レスリング部は、いずれも全日本チャンピオンの実績を残している6選手が在籍しており、それぞれ下記の通りコメントを寄せ、伊調選手の入社を歓迎。同社柔道部のシドニー五輪金メダリスト、井上康生選手が「お互いに刺激し合って、大きな目標を達成できるように頑張りましょう」、アテネ五輪金メダリストの塚田真希選手が「オリンピックで一緒になり、これからは所属も同じになるということで大変うれしく思います」とそれぞれメッセージが届けられた。


 女子55kg級:吉田沙保里「伊調選手が入社したら、なお一層盛り上がると思います。北京に向けて、お互いに力を合わせて頑張りましょう」

 
同59kg級:岩間怜那「入社内定おめでとう! 社会人として、また新たな気持ちで頑張ってください。力を合わせて全日本に向けて頑張りましょう。そして、もっとALSOKレスリング部を盛り上げていきましょう」

 
男子グレコローマン55kg級:平井進悟「入社内定おめでとうございます。北京オリンピックに向け、お互いに頑張りましょう」

 
同60kg級:笹本睦「伊調選手とは、一緒にアテネ五輪に出場した仲間です。同じチームメートになれて光栄に思います。北京五輪を目指して頑張りましょう」

 
男子フリースタイル55kg級:松永共広「入社内定おめでとう。一緒にオリンピックで優勝できるように頑張りましょう」

 
同74kg級:小幡邦彦「入社おめでとうございます。これからチームメイトになるわけですが、お互い北京を目指して頑張っていきましょう」




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